”空手形・世界女王”大野ひかる、全日本4連覇達成し涙の引退宣言
12月10日(日)日本武道館において全日本空手道連盟主催の『第51回全日本空手道選手権大会』が開催され、女子個人形では大野ひかる(31=大分市消防局)が4連覇を達成、試合直後の勝利者インタビューでは涙しながら引退を発表し会場中がどよめいた。
【フォト】大野ひかる有終の美、最後の形を演武する姿!表彰での涙も
決勝で大野はスーパーリンペイを演じ、50点満点中45.50の高得点、決勝初進出の東佐江子(全実連)の44.30よりも1ポイント以上の差をつけた。
勝利者インタビューでは大野が涙。「これで現役を最後にしようと臨みました。今日は一回戦から最後と思うと、思うように動くことができず、最後まで戦えるかと不安でしたが、最後は気持ちを切り替えて臨むことができました。正直に言えばもっとできたし、練習もしていきたいけど、今できる精一杯の演武をすることができました」と目を潤ませた。
大野は今年10月、念願の世界選手権で優勝を果たした。「今年で最後にしようと決めていました。幼い頃から思い続けた世界一になることができました。今まで25年間、空手道してきて楽しいことよりも苦しいことの方が何百倍も多くて。それでも続けてこれたのはみなさんの支えのおかげです。ありがとうございました」と周囲に感謝の気持ちを伝えた。
続いて男子個人形では大野の夫である西山走(28=大分市消防局)も妻と同じくスーパーリンペイを演じ50点中47.10と高得点、対するアーナンを演じた阿部倖地(さきち=全空連推薦)の44.20を大きく上回り2連覇、夫婦で連覇を飾った。
西山は勝利者インタビューで「絶対にひかると日本一になって、ひかるの想いに残ればと思いました」と涙。そして「これからも日本一を目指し、2年後の世界大会で優勝を目指します」と今年の世界選手権では3位だったが、さらに成長し世界一を目指すと誓った。
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