【空手】植草歩、世界年間チャンピオンの快挙「今後も成長したい」
空手で東京五輪にも出場した植草歩(31)が、WKF(世界空手連盟=IOC加盟)の女子組手68kg超級で、10日、アイルランド・ダブリン大会にて今年の世界年間ランキングを1位で終え『グランドウィナー2023』(年間チャンピオン)を受賞、表彰された。
【フォト&動画】植草が今大会で決めた突きから投げを決め一本!
植草は9月8日〜10日にアイルランドで開催された国際大会『KARATE1プレミアリーグ ダブリン大会』の女子組手68kg超級で銅メダルだったが、1月のエジプト、カイロ大会や5月のモロッコ、ラバト大会などの国際大会で優勝するなど好成績を残していた。
グランドウィナーの規定はランキングが対象となる国際大会(プレミアリーグ)5大会のうち4大会に出場し、ランキングポイントが最も高い選手に贈られる。実は植草は昨年もランキングは1位だったが、3大会しか出ていなかったため、この賞の獲得を逃した。
この賞を獲得したことを植草に聞くと「今年1年また輝くことができてよかったです」と喜びを語る。
しかし、今回この賞を狙いあえてアイルランドまで行って試合に挑んだのには理由がある。それは今年10月24日〜29日までハンガリーにて行われる世界空手道選手権の日本代表に選ばれなかったことだ。日本代表には各階級男女それぞれ1名しか選ばれない狭き門だ。
植草は「選考会で負けてしまい、世界選手権に行くこともできないので、何か今年の結果を作りたかったのです。そこで今大会でグランドウィナー(年間チャンピオン)をとり2023年を終えるということ考えてました」と語った。
今回の試合では、日本選手団に選ばれなかったため、大会へ費用は自身で決定し、費用も工面した。「1人でアイルランドまで行き、コーチも他の国のコーチにお願いし今までのようなサポートなく行きました。逆にラフに挑め、そして私には他の国にもたくさんの友達がいるということを知りました。日本チーム以外の国の方々から応援が聞こえる度に幸せでした。結果は3位もいう結果でしたが、とても長く長く過ごしてきた空手の生活のなかで得たものはとても幸せでした」と大会を振り返った。
今後については「少し時間があるので他の国などへ、セミナーや練習に出て行き、学び成長する機会を増やしていきたいと思います」と空手家として更なる成長を望んだ。
今年のグランドウィナーには、日本人では男子組手60kg以下級で橋本大夢、形では男子で西山走、女子は大野ひかるが表彰された。東京五輪で女子組手銀メダリストのアンジェリカ・テリューガ(ウクライナ)は55kg以下級で選ばれた。
なお、来年のパリ五輪には空手は外されたが、五輪情報を中心に扱うメディア『インサイドゲームス』によると、28年のロス五輪に空手が採用されるか否か、10月13日から17日、IOC総会で話し合われる予定だという。
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