2024/03/21（木）UP
（最終更新：2024/03/21 01:49）

アドバイザーでもある石井館長が総括

　3月20日（水・祝）東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された『K-1 WORLD MAX 2024』。大会をK-1アドバイザーの正道会館・石井和義館長が総括し、残り1枠の“ワイルドカード”に大物レジェンド参戦の可能性を示唆した。また個人的MVPとして、璃久にTKO勝利したシルバを挙げた。

【フォト＆動画】石井館長のMVP！シルバが長い腕で強烈ダウンを奪う瞬間！

　石井館長は70㎏トーナメント初戦を振り返り「和島（大海）選手は残ってほしかったな、世界は広い、世界の強さを感じた大会だった」と感慨深げに語る。

石井館長が印象に残ったというシルバ

　中でも印象に残った選手として、璃久にTKO勝利したデング・シルバ（ブラジル）を挙げ「びっくりしましたね。体幹の強さと、1発1発のスピードと、あの手足の長さ」と感嘆する。
　シルバはMMAファイターとの二刀流だが「やっぱ総合の選手って強いなと。体幹が強いし、小さいグローブでやっているんで、相手のパンチを貰わないで自分のパンチを入れる技術がすごい発達している」とMMAファイターに注目していると言う。

　7月に決勝トーナメントが行われる。今回は7人が勝ち上がり。あと1枠“ワイルドカード”が残るが「誰が見ても納得するような選手が来てほしい」と語る。

　続けて「今日の試合もみんな1枠が欲しくて必死に頑張ってる。だから『あ、この選手だったらしょうがないよね』みたいな。たとえば魔裟斗とか」と笑いを誘う。また「ブアカーオは年取ったけどレジェンドだよね、みたいな。それ以外はちょっと」とレジェンドクラスの大物が出る可能性があると言う。

　さらに「僕としては日本人で4人くらいでもいいんですけど、ファンの推薦などで日本人で4人トーナメントをやって、勝ち上がった選手が日本代表として出てくるみたいな」と今日の試合で日本人ファイターが全滅したが、新たな日本人枠を設けるアイデアも飛び出した。

　また、70㎏のスター選手が生まれるかという話題に「今日見てもわかるように、身長190とか185とかその辺の子たちが体重を落として出てくる。日本人で185とかの選手がどれだけいるか。本当は65とかでやると朝倉未来君とか、安保（瑠輝也）君とか平本（蓮）君とか、いっぱいいる階級なんだけど」と、現在の“MAX”は65㎏が適正なのではと言う。

　続けて「（70㎏の）MAXという呪縛で今回始めたんじゃないかと思うけど、僕だったらMAXは日本人の、人類の一番多い人口で人類大激戦という形を作ったんで。今だともっと低くてもいいんじゃないと思います。野杁君だって67kgでしょう」と、今後MAXは現在の最激戦区である70㎏未満で行われるかもしれないとも語った。

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