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【極真KWF】白蓮・山口がKWU欧州王者破り重量級制覇

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2017/03/26(日)UP

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気迫を全面に出す山口(左)が左下段廻し蹴りで技有りを奪った

KWF日本支部
「国際オープントーナメント カラテ グランプリ 2017」
2017年3月26日(日)千葉ポートアリーナ・メインアリーナ

▼一般男子重量級(+85kg)決勝戦
○山口翔大(白蓮会館大阪狭山支部)
判定5-0
●イシャヒネリ・ビターリイ(IFKロシア)

極真館ブルガリアチームのセコンドとして会場に姿を見せたダミヤノフ(中央)

 重量級の決勝戦は日本vsロシアの図式となった。

 山口は白蓮会館全日本選手権で3度優勝、2016年WKO(世界組手連盟)世界選手権無差別級優勝など数々の実績を誇る白蓮会館のエース。1週間前の19日に宮野道場主催『LEGEND』で行われた空手重量級トーナメント(優勝)に続いての連戦だ。

 今大会の準々決勝では2015年極真会館(松井章奎館長)全世界選手権大会王者ザハリ・ダミヤノフ率いる極真館ブルガリアチームの選手を破り、準決勝では2016年JFKO第3回全日本フルコンタクト空手道選手権大会中量級準優勝の小野寺天汰を下しての決勝進出。

 対するビターリイは2016年KWU(極真世界連合)ヨーロッパ大会王者。

 山口は距離を潰してショートの突きと左右の内股蹴り。ビターリイも細かく突きを返すが、リーチを生かせず戦いにくそうだ。

 パワフルな突きと下段で前に出る山口が押していき、右内股蹴り3連打からの左下段廻し蹴りで技有りを奪う。

 逆転を狙うビターリイは荒々しい突きの連打から後ろ廻し蹴りを放つが、気迫を全面に出す山口の前進は止まらない。技有りを奪った山口が本戦で決着をつけた。

●編集部オススメ記事 
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極真会館(松井章奎館長)の全日本選手権や世界選手権で活躍した小林(左)がニキータ(右)を振り切った

▼一般男子軽重量級(-85kg)決勝戦
○小林大起(大心会館)
再延長戦 判定4-1
●ブビャーコフ・ニキータ(KWFロシア)

 軽重量級も日本vsロシアの決勝戦となった。小林は2012年極真会館(松井章奎館長)全日本ウェイト制大会軽重量級優勝、2011年第10回全世界選手権大会日本代表などの実績を誇る(当時の所属は城西支部)。対するニキータは2016年KWFヨーロッパ大会王者。

 小林は右下段廻し蹴りを蹴ってはサッと離れて距離を取り、前蹴りでニキータを突き放す。突きとヒザ蹴りで前に出るニキータに小林が突きを返し、左右の下段を蹴る。旗判定は小林に2本上がったが規定の3本以上に至らず引き分けに。

 延長戦でもニキータは突きとヒザ蹴りで前へ出て、小林は左右下段廻し蹴りで応戦。旗判定は小林に2本、ニキータに1本が上がり、最終延長へともつれ込む。

 突きで前に出るのはニキータだが、小林の左右下段廻し蹴りによるダメージは明らか。判定4-1で小林が優勝を飾った。

●次ページ:中量級と軽量級の決勝

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