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【KNOCK OUT】異種格闘技戦はT-98勝利もタフな菊野克紀が戦い抜く(動画あり)

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2018/06/08(金)UP

T-98(右)の右ハイキックがヒットするが、驚異のタフネスで菊野(左)は最後まで戦い抜いた

キックスロード
「KNOCK OUT SURVIVAL DAYS」
2018年6月8日(金)東京・後楽園ホール

▼第3試合 70kg契約 3分5R
〇T-98(クロスポイント吉祥寺/元ラジャダムナン認定スーパーウェルター級王者)
判定3-0 ※49-47、49-46、49-46
●菊野克紀(チームKIKUNO/第5代DEEPライト級王者)

 菊野は極真空手仕込みの必殺・三日月蹴りと、沖縄拳法空手で身に着けた一撃必殺の突きを武器に、総合格闘技ではDREAMやUFCといった最高峰の舞台で活躍。現在は異種格闘技イベント『巌流島』のエースとして活躍しながら、同時に東京オリンピック出場を目指してテコンドーの大会にも参戦するなど、様々な競技に挑戦して強さを追い求める求道者として活動している。

 純粋なキックボクシングルールには今回が初挑戦となるが、2011年大みそかに開催された『元気ですか!! 大晦日!! 2011』にて長島☆自演乙☆雄一郎とMIXルールで対戦。1Rのキックルールでは右ストレートでダウンを奪うも、長島の左フックでダウンを奪い返されている。この試合は2Rの総合格闘技ルールで菊野がバックマウントパンチでTKO勝ちした。

 T-98は“ムエタイゴリラ”の異名を持つパワーファイターで、強烈なローキックとボディブローを武器にWPMF世界ミドル級王座、WBCムエタイ日本ウェルター級王座など合計8本ものベルトを獲得。2016年6月には、ルンピニースタジアムと並ぶムエタイ2大殿堂のひとつラジャダムナン王座を奪取し、史上6人目の日本人王者となった。同年10月には日本人として初めて、現地タイ・ラジャダムナンでの防衛に成功する快挙も成し遂げている。

 1R、菊野が左右フックで前へ出て先制攻撃。T-98に功績する間を与えないほどパンチの連打と左ミドルキックを繰り出していく。T-98がパンチを打って来ると右フックを叩き込む。T-98は単発ながらローを蹴り、菊野はクリンチが多くなる。

 2R、T-98が前に出て菊野が下がる展開。T-98の右ロー、ジャブが当たると菊野はクリンチ。T-98は前に出るが単発でしか当てることが出来ず、菊野のクリンチに捕まる。菊野はフックを繰り出すがスピードがなく、T-98は右ヒジをヒットさせる。

 3Rも前に出るのはT-98。菊野はクリンチを繰り返す。菊野が繰り出すパンチはもはやスピードもパワーも感じられない。T-98は右ストレートを顔面とボディに放つ。菊野のクリンチにT-98は左右のヒジを顔面へ叩きつける。

 4R、パンチで前に出るT-98を菊野は左ストレートと前蹴りで迎え撃つ。菊野は組み付くとT-98をロープ際まで押していきブレイク。これが何度も続く。終盤、右ストレートをクリーンヒットさせ菊野をのけ反らせたT-98。右ヒジとハイキックも見舞うが菊野は倒れずクリンチで耐える。

 5R、T-98は右の蹴りを放ち、菊野が組み付いて来るとヒジ打ち、ヒザ蹴り。それでも菊野は組み付いて耐える。菊野はT-98を足払いで転倒させるが、もうほとんど攻撃は出ず、T-98の攻撃に耐えてクリンチに持ち込んでいく。

 タフな菊野を倒すことが出来なかったT-98だが、判定では最大3ポイント差をつけての勝利。T-98と菊野は笑顔で互いを称えた。

※全試合結果はこちら

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・菊野克紀を迎え撃つT-98「普通にやっつけないといけない」

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