2012/12/06（木）UP
（最終更新：2012/12/06 00:05）

▲石川（右）は山田トレーナー（左）との綿密な卜部対策で初勝利を狙う

　12月14日(金)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.25 ～TEAM DRAGON 10th Anniversary～』のメインイベントにて、王者・卜部弘嵩（チームドラゴン）とKrush -60kg級タイトルマッチで対戦する挑戦者・石川直生（青春塾）のインタビューが主催者を通じて届いた。

　インタビューはJBスポーツ・ボクシングジムでの山田武士トレーナーとの練習後に行われた。

　練習内容の詳細は非公開だが、6月の板橋寛戦前とは大幅に練習内容が変わっており、練習前に対戦相手である卜部の映像を確認してから実戦的な練習に入るなど、緻密な卜部対策が行われていたという。

　石川は「俺が車だとするなら、山田さんと組むようになってから、俺の性能はむちゃくちゃ上がっています」と練習の成果にかなりの自信を持っているようだ。

「1年前の俺は（格闘技を）辞めようと思うほど崖っぷちのキャリアだったけれど、山田さんと練習するようになって1年で、日本最高の団体のど真ん中に戻ってくることが出来ました。だからあとは結果。結果を出すだけです」と、3度目の対決（過去の対戦成績は石川の1敗1分）で初勝利を目指す。

　普段は口数が多いことで有名な石川だが、「今回はこれ以上はしゃべりたくないですね」とインタビューを途中でストップ。

「俺は卜部弘嵩と2回やって一度も勝ってないし、その俺が何をしゃべっても説得力がないと思うんです。べらべらしゃべって俺自身の価値と、この試合の価値を落としたくない。それが俺の心境です。それじゃ面白くないかも知れませんが、あとは試合を見てください」と締めくくった。

☆山田武士トレーナーのコメント
「（実戦練習ではかなり緻密な卜部対策を立てていたが）最近の石川直生は変わったと言われるけど、どこかで卜部君には1月の石川直生の残像あると思う。でもそれと今回の石川直生は違うよ、と。直生自身が変わったことはもちろん、卜部対策という部分もかなり練ってやっていて、戦い方もVS卜部用に仕上げています。

　卜部君は本当に才能がある選手で、スパッと斬り落とす強さもある。でもまだ才能とセンスで勝っている部分はあると思うし、引き分けを挟んで11連勝かもしれないけど、格闘技はそんなに甘くないよって。それをおじさんたちが教えてあげたいですね。格闘技が順風満帆にいかないことを知っていて、今も生き残っている。Krushでは石川直生がその代表ですから」

グッドルーザー
「Krush.25 ～TEAM DRAGON 10th Anniversary～」
2012年12月14日(金)東京・後楽園ホール
開場17：00　本戦開始18：30
※オープニングファイトは17：20～

＜全対戦カード＞

▼メインイベント（第9試合）　Krush -60kg級タイトルマッチ　3分3R
卜部弘嵩（チームドラゴン/王者）
vs
石川直生（青春塾/挑戦者）

▼セミファイナル（第8試合）　63.5kg契約　3分3R延長1R
梶原龍児(チームドラゴン/前Krush -63kg級王者)
vs
一輝（OGUNI-GYM/NJKFスーパーライト級5位）

▼第7試合　61kg契約　3分3R延長1R
卜部功也（チームドラゴン/Krush YOUTH GP 2012優勝）
vs
ミカエル・ペイノー（フランス/Club Centvint/KA’s Management/WKA世界ライト級王者）

▼第6試合　Krush－63kg Fight　3分3R延長1R
山崎秀晃（チームドラゴン/GAORA杯 Krush -63kg WILDRUSH League 2012優勝）
vs
グァニー・バラッジ（フランス/フランス・サバット王者）

▼第5試合　Krush－55kg Fight　3分3R
匠（チームドラゴン）
vs
田中一輝（月心会）

▼第4試合　56kg契約　3分3R
武尊(チームドラゴン)
vs
榊　克樹（韓道場）

▼第3試合　Krush－55kg Fight　3分3R
伊澤波人(チームドラゴン)
vs
日畑達也（FKD）

▼第2試合　ヘビー級　3分3R
高萩ツトム(チームドラゴン)
vs
YOSUKE（team REAL）

▼第1試合　Krush －60kg Fight　3分3R
平塚大士（チームドラゴン）
vs
葉山翔平（烈拳会）

▼オープニングファイト第4試合　68kg契約　3分3R
吉川英明（チームドラゴン）
vs
CAZ JANJIRA（JANJIRA GYM）