【Krush】1・26佐藤嘉洋「健太に負けるようなら身を引く」

2013/01/23（水）UP
（最終更新：2013/01/23 19:03）

　1月26日（土）東京・後楽園ホールで開催される『Krush.26』にて対戦する、K-1 WORLD MAX 2010世界トーナメント準優勝・佐藤嘉洋（名古屋JKファクトリー）とNJKFスーパーウェルター級王者・健太（E.S.G.）のインタビューが主催者を通じて届いた。

　佐藤は、昨年11月3日（現地時間）イタリアで開催された『GLORY 3』にて、日本では無名のサニー・ダルベック（スウェーデン）にまさかのKO負けを喫した。今回、復帰戦で対戦する健太については「Krushの名城（裕司）戦や城戸（康裕）戦も見ているし、結構、研究のために試合は見ていますね。一発の爆発力には気をつけないといけないし、彼も負けが込んでいて、後がない状況じゃないですか。しかも僕のことを格上だと思って喰ってやろうという気でくるだろうから、プレッシャーは感じています」と評する。

「僕は現役生活を最後まで世界と戦う場で（試合を）やりながら辞めていこうと思っています。健太選手は日本のトップ選手ですけど、そこで負けて日本の二流・三流まで落ちるようなら身を引こうと。現役を続けるためにも差をつけて勝たなきゃいけないと思います」とまで決意を固めている佐藤は、「（健太に）何もさせないで『ああ…やっぱり佐藤嘉洋は強かったんだな』と思われる試合をしたいです。現に城戸はタイトルマッチで健太に完勝しているし、僕はああいう勝ち方は出来ませんが、僕は僕のやり方で、もう一度『佐藤嘉洋が世界で戦うところが見たい』というステージに上がりたいです」と語った。

　対する健太は、「（佐藤は）すごいビッグネームなんでモチベーションが上がりましたね」と対戦を喜び、「この業界、色々なベルトがあって、本当の日本一が分かりづらいと思うんですけど、70kgに関して言えば実力的にも、一般の評価でも佐藤選手が日本一じゃないですか。だから佐藤選手に勝って自分が（日本一になる）、と思っていました。それが一つの目標でもありました」と言う。

　かつては、佐藤に握手や写真撮影を求めたこともある格闘技オタク少年は「周りには『大丈夫なの？』と思われているかもしれませんが、僕はこの試合がチャレンジだとは思っていません。自分がどこまで通用するかなんて気持ちは毛頭ないですし、僕は100％勝ちに行きます。玉砕する覚悟で差し違えるとか、そういう風には思っていないですね」と、胸を借りるつもりはなく勝ちに行くと宣言した。

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