2013/01/30（水）UP
（最終更新：2013/01/30 21:23）

▲65kgトーナメント出場選手（左から）梶原、藤田、小宮、ドラゴン、HIROYA、野杁

　大みそかに日本初上陸した世界最大級のキックボクシング団体『GLORY（グローリー）』が、1月30日（水）に都内で記者会見を行い、2013年の活動概要を発表した。

　3月10日（日）に東京・ディファ有明で開催される『Road to GLORY JAPAN』にて、各団体のトップファイター8名（下記参照）による65kg級ワンデートーナメントの開催が決定。

　Krush、RISE、REBELS、MA日本キックボクシング連盟、新日本キックボクシング協会の代表ファイターたちが、優勝賞金2万ドル（約180万円）とGLORYとの1年間の試合出場契約を結ぶ権利を争う。また、優勝者には5月3日（金・祝）東京・有明コロシアムで開催の『GLORY WORLD SERIES GLORY.8』で行われる65kg級ワールドトーナメントへの出場権も与えられる。

　トーナメントは1回戦と準決勝が3分3R延長1R、決勝戦が3分3R延長2Rで行われる。1人の選手が1試合の中で2度のダウンを喫するとKO負けになる2ノックダウンシステムを採用。

　この日は出場する6選手が会見に出席し、GLORYのマーカス・ルアーCEOの抽選によりトーナメント組み合わせも決定した。Krushからは梶原龍児（チームドラゴン）、HIROYA（TRY HARD GYM）、野杁正明（OISHI Gym）の3選手がエントリーしたが、全員がBブロックに入るという意外な結果に。梶原は「ここで勝ち上がった選手が真のKrush代表」と言い、野杁は「優勝してKrushが最強であることを証明したい」と意気込んだ。

　日本トーナメントとワールドトーナメントで優勝すると、賞金総額は実に12万ドル（約1096万円）もの額となる。HIROYAは「アメ車のムスタングが欲しいと思っていたんですが、欲しいと思っていた車種よりもさらにグレードアップしたムスタングを買う」、モハン・ドラゴン（士魂村上塾）は「ランチボックスカーを買ってモハン・カレーを売りたい」、梶原は「車を2台持ちたい」などの使い道を語ったが、藤田ゼン（エイワスポーツジム）は「ジムの会長に全額あげます」と宣言して場内をどよめかせた。

　なお、『Road to GLORY JAPAN』のスポークスマンとして、元UWFのプロレスラー安生洋二が就任したことも発表された。安生は「各キックボクシング団体と協力して、優秀な日本人選手をGLORYに送り込みたい」と語った。