2013/03/13（水）UP
（最終更新：2013/03/13 21:46）

▲（左から）サメドフ、ロント、一人おいてミルコ、ミラー、一人おいてカラケス、モロサヌ

　3月15日（金・現地時間）クロアチア・アリーナ・ザグレブで開催される『K-1 WORLD GP FINAL in ZAGREB』。今大会で行われるヘビー級トーナメント決勝大会の組み合わせが決定した。

　地元クロアチアで悲願のK-1 WORLD GP初制覇を狙うミルコ・クロコップは、準々決勝でジャレル・ミラー（アメリカ）と対戦。ミラーはプロボクシングWBC世界ヘビー級王者ビタリ・クリチコのスパーリングパートナーを務めているというパンチ主体のファイターで、戦績は昨年10月13日に日本で行われた開幕戦の時点で21勝（9KO）無敗。

　この試合の勝者が準決勝ではカタリン・モロサヌ（ルーマニア）vsパヴェル・ズラフリオフ（ロシア）の勝者と対戦することになる。モロサヌは開幕戦で強豪ポール・スロウィンスキーから2度のダウンを奪ったハードパンチャーで、左右フックで突進するタイプ。ズラフリオフは開幕戦にスーパーファイトで出場したが、決勝大会進出者が欠場したためトーナメント参戦のチャンスを得た。開幕戦では左右ミドルキックと速い連打で場内を大いに盛り上げた選手だ。

　もう片方のブロックでは、これが復帰戦となるバダ・ハリ（モロッコ）がザビット・サメドフ（アゼルバイジャン）と対戦。サメドフはK-1ヨーロッパ大会の常連選手で、来日経験が何度もある日本でもお馴染みの選手。開幕戦では身長207cmのザビエル・ビグニーを左右フックでKOした。バダ・ハリとはスピード対決となるだろう。

　この試合の勝者が準決勝ではイスマエル・ロント（スリナム）vsヘスディ・カラケス（エジプト）の勝者と対戦する。カラケスは2010年からK-1 に参戦し、セーム・シュルトを相手に善戦するなど日本でも活躍した選手だ。シュルト戦ではパンチで猛進するファイトを見せたが、開幕戦ではガードをガッチリと固めてローキック主体の手堅い試合巧者ぶりを見せた。ロントはK-1やDREAMで大暴れしたあのメルヴィン・マヌーフがマネージャーを務めている選手で、左右フック＆アッパーに飛びヒザ蹴りも繰り出す荒々しいファイトスタイル。

　誰が優勝しても初優勝となる今回のヘビー級トーナメント。決勝戦でミルコvsバダ・ハリの初対決は実現するのか!?

　なお、この大会はYouTubeにて全世界に有料配信される（http://www.k-1global.us/#/watch/4574429465）。試合開始は日本時間3月16日（土）朝4：00。

K-1 Global
「K-1 WORLD　GP FINAL　IN ZAGREB」
2013年3月15日（金）クロアチア・アリーナ・ザグレブ
開始20：00

＜全対戦カード＞

▼K-1 WORLD GP FINAL8（準々決勝）3分3R延長1R
カタリン・モロサヌ（ルーマニア）
vs
パヴェル・ズラフリオフ（ロシア）

▼K-1 WORLD GP FINAL8（準々決勝）3分3R延長1R
ミルコ・クロコップ（クロアチア）
vs
ジャレル・ミラー（アメリカ）

▼K-1 WORLD GP FINAL8（準々決勝）3分3R延長1R
バダ・ハリ（モロッコ）
vs
ザビット・サメドフ（アゼルバイジャン）

▼K-1 WORLD GP FINAL8（準々決勝）3分3R延長1R
イスマエル・ロント（スリナム）
vs
ヘスディ・カラケス（エジプト）

▼K-1 WORLD GP FINAL4（準決勝）3分3R延長1R
モロサヌvsズラフリオフの勝者
vs
ミルコvsミラーの勝者

▼K-1 WORLD GP FINAL4（準決勝）3分3R延長1R
ハリvsサメドフの勝者
vs
ロントvsカラケスの勝者

▼K-1 WORLD GP FINAL（決勝）3分3R延長2R
準決勝の勝者
vs
準決勝の勝者

▼K-1 WORLD GP FINAL8リザーブファイト　3分3R延長1R
ゼパッド・ポトラック（ボスニア）
vs
セルゲイ・ラシェンコ（ウクライナ）