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【ニュース】元K-1の佐竹雅昭が国政に挑戦する理由

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2013/05/25(土)UP

▲自民党から夏の参院比例選の公認候補として発表された佐竹

 5月24日(金)自民党は夏の参院比例選の公認候補を発表し、その中に元K-1ファイターの格闘家・佐竹雅昭の名もあった。

 佐竹はプロ格闘家を引退してから10年間、公の場に姿を現すことがほとんどなかったが、京都で「武士道の会」という勉強会を主宰していた。

「経営者の方々と集まって、官でやる前に民でやれることをまずやろうと、経営学や心の話などを勉強していました。格闘技と同じで、いきなり大会に出るのではなくまずは腕立て伏せや基本稽古から始め、10年経った今、ようやく力がついたので次のステージである民から官へ、個から公へチャレンジしてみようと思いました」と、今回国政にチャレンジしてみようと思った理由を説明する。

「お金もエネルギーも大事だけれど、一番日本で大事なのは人、人材。礼に始まり、節度を保つ線引きが出来る礼節教育を子供にも学校授業で教えていかなければいけないけれど、教師や親や大人の指導者たちも学んで見本を示さなければ人はついてこない。自民党の安部総理が美しい日本にしようということで道徳教育の強化を唱えましたが、そこが僕の考えと合致しました」と、自民党の政策と自分の考えが一致したからだという。

 政治家になることで、格闘技とどのように関わっていきたいかとの質問には、次のように答えた。

「格闘技はいつか国技にしなければいけないもの。僕なんかはフルコンタクト空手をオリンピック化していきたいと思っています。僕は娯楽政策も考えています。漫画、ゲーム、アニメなどのクリエイターさんは食べていけないでその道を諦める人も多い。格闘家も同じ。食えない世界の人たちでもそこに夢を持って頑張っている人たちがいます。

 格闘家の佐竹雅昭はゼロからレールを敷いたことで、そこにファンは共感してくれたと思う。勝ち負けではなく生き様を見せる。一番大切なことはお客さんに勇気を与えること。格闘技や武道をちゃんとしようと思ったら、それを観た人が自分も頑張ろうと思えるエネルギーを発しないと誰も応援してくれません。格闘技もそこをちゃんとしていけば国が応援してくれるはずだし、新たな国技として誇りを持てるものになるはず。僕の教育、人材育成はいずれ格闘技界にも伝わっていくと思います」

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