【柔道】吉田秀彦が現役復帰「少しでも明るい話題を提供できれば」

　6月3日（月）都内にて、元総合格闘家の吉田秀彦が記者会見を行い、6月15日（土）～16日（日）岡山県総合グラウンド体育館で開催される『第63回全日本実業柔道団体対抗大会』に出場することを発表した。

　2010年4月にプロ格闘家を引退後、現在はパーク24の柔道部監督を務めている吉田。

　現役復帰について吉田は「実業団団体戦に参加であって（個人）復帰ではありません。復帰するとまた引退が来るから」と冗談を交えながらも「うちのメンバーが足りないとなったときに誰を出すか、という話になって自分が出ることに決めました」と大会出場の経緯を説明する。

　本格的な練習は約1カ月間だと言い、「今年で44歳。頭で思っていることと体を動かすことは違う。練習していて昔だったら出来たのにどうしてこういうことが出来ないのか、と思うことがある。昔よりも握力がなくなっている」と年を重ねるとともに体力の衰えを感じているという。

　しかし、「今回のテーマは必死。ガムシャラな姿を見てもらいたい。今、柔道界は暗い話ばかりなので少しでも明るい話題を提供できれば」とした。実業団出場後には、来年の全日本大会出場も視野に入れており、約11年ぶりに復活する吉田の活躍に期待がかかる。

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