【DEEP JEWELS】魅津希、3度目の対決は「差をつける試合がしたい」

2015/08/28（金）UP
（最終更新：2015/08/28 21:48）

　8月29日（土）東京・ディファ有明にて開催される『DEEP JEWELS 9』の公開計量が、28日（金）都内にて14：30より行われた。

　メインイベントのDEEP JEWELSストロー級タイトルマッチで対戦する、王者・魅津希（みずき/空手道白心会）は56.9kg、挑戦者・藤野恵実（和術慧舟會GODS）は52.1kgで計量を1回目でパス。タイトルマッチ調印式も終え、会見に臨んだ。

　魅津希は「これで藤野選手とは3回目（キックルールとMMAルールで対戦し、いずれも魅津希が勝利）。過去2試合は大差をつけられなかったので、今回は差をつけられる試合がしたい」、藤野は「どんな勝ち方でもいいので今回は勝ちたい。そのために必死で練習をやってきました」と、それぞれ挨拶。

　魅津希は「今回いろいろ試したいことがあります。試合を見てもらえれば分かります」と、過去2度の自分とは違うと言い、海外での試合を経験したことで「（敗れて）悔しい想いをしたのでパンチだけでは通用しないことが分かり、コンビネーションが大切だと感じました」と、得意のパンチ以外の技にも磨きをかけてきたようだ。

　2014年8月に王座を奪取し、今回が初防衛戦。「プレッシャーはあります。それに日本でMMAの試合をするのは久しぶり（タイトルマッチ以来）なので、緊張しています」と語った。

　藤野は「初対決はキックルールでしたし、その時は相手の情報が全くなかった」と言い、「お互いに経験を積んで成長していると思いますが、前の対戦の時よりもMMAとしてやりたいことがいっぱいあります」と、こちらも新しい技の習得をしてきたという。

　そして、「魅津希選手には日本のDEEP JEWELSの選手として活躍して欲しいと思って（海外の試合を）見ていました。強くて上手いファイターだと思います」と評し、「タイトルマッチをやるのはもっと先のことだと思っていました。こんなに早くチャンスが来るとは。この階級では日本で一番レベルの高い試合を見せられると思う。明日はそれを見せます」と意気込んだ。

　また、第1試合のグラップリングマッチ（打撃禁止の組み技限定ルール）で対戦する杉本恵（AACC）と向奈都美（マスタージャパン）は杉本が51.7kg、向は51.8kgで計量をパス。杉本は2011＆2012年全日本学生レスリング選手権－51kg級準優勝を始めレスリングで数々の実績を残し、2013年8月にMMA（総合格闘技）へ転向。結婚・出産を経て今回復帰する。