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【ボクシング】戦う商社マン木村が世界初挑戦

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2015/09/25(金)UP

司会を務めた5人組オオカミバンド「MAN WITH A MISSION」のジャン・ケン・ジョニーにインタビューを受ける木村

 9月25日(金)都内にて記者会見が行われ、WBC世界ライトフライ級3位・木村悠(帝拳ジム)の世界タイトル挑戦が発表された。11月28日(土)宮城・ゼビオアリーナ仙台で行われる。

 木村が挑むのは、WBC世界ライトフライ級王者ペドロ・ゲバラ(メキシコ)。2014年12月30日に八重樫東と王座決定戦を行い、KO勝ちで八重樫の三階級制覇を阻止するとともに世界王座に就いた。現在まで2度の防衛に成功。2015年8月にはWBCの月間MVPに選ばれている。戦績は26勝(17KO)1敗1分。

 木村はインターハイ3位、国体2位の成績を残し、2006年にプロデビュー。2014年2月1日、王座決定戦で日本ライトフライ級王座を獲得した。同王座は3度の防衛に成功後、今年6月に返上。アマチュア戦績は65勝(8KO/RSC)15敗、プロ戦績は17勝(3KO)2敗1分。

「初の世界タイトルマッチですが、ベストを尽くして試合に臨むだけです。八重樫選手との試合を見ましたが、攻防のバランスがとれている強い選手。自分もしっかり整えて臨みたい。僕のボクシングである“打たせずに打つ”を心がけていきたい」と木村は挨拶。

トークセッションを行った内田恭子(左)、石丸幹二(中央)と一緒にファイティングポーズ

「八重樫選手と五十嵐(俊幸=元WBC世界フライ級王者)は同期でライバルとしてやってきた選手で、先に世界チャンピオンになっている。自分もようやく世界に挑戦出来るので、しっかり準備して挑みたいです。ゲバラは日本人にはないタイミングでパンチを打ってきますが、自分のペースに持っていけるように先手で攻めて流れを持っていきたい」と、ライバルたちへの対抗心も覗かせる。

 木村は6戦目でプロ初黒星を喫した後、「このままボクシングだけを続けても強くなれない。環境を変えたい」と、商社に就職した変り種。「どうしたら自分を180度変えられるか、そのために社会に出てボクシングを続けようと思った。就職したのは経済的理由ではなく、ボクシングのためです」と説明する。

 出勤前にロードワークをして、午前9時から午後5時まで営業の仕事、その後ジムに行って練習という1日のスケジュール。「仕事をすることで責任感、プロ意識が学べた」と木村。しかし、「それである程度は結果を残してきたので、世界チャンピオンになれればボクシングをメインにしたいと思っています。チャンピオンになった後で考えます」と、世界タイトルを奪取すれば脱サラを考えているという。

 また、戦いの地である仙台には「高3の時に国体で試合をして、1回戦で負けた苦い思い出があるので、リベンジしたいですね」と、屈辱を味わった地での世界王座奪取を誓った。

 同大会には元WBC世界フェザー&スーパーフェザー級王者・粟生隆寛、元WBC世界フライ級王者・五十嵐俊幸、元東洋太平洋バンタム級王者・岩佐亮佑も出場するほか、もう1試合スペシャルマッチが組まれる予定。同大会は当日17:15よりWOWOWプライムにて生中継(無料放送)される。

 

2015年11月28日(土)宮城・ゼビオアリーナ仙台

▼WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
ペドロ・ゲバラ(メキシコ/WBC世界ライトフライ級王者)
vs
木村悠(帝拳ジム/WBC世界ライトフライ級3位/挑戦者)

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