2016/03/18（金）UP
（最終更新：2016/03/22 13:27）

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

主にヨーロッパで行われているムエタイの国際大会『YOKKAO』と2年契約を結んだ大和（右）。今回のタイトルマッチはローがカギを握るという

　3月19日（土・現地時間）イギリス・ボルトンで開催の国際ムエタイ大会『YOKKAO 17』に出場する、元WBCムエタイ世界スーパーライト級王者・大和哲也（大和ジム）のコメントがNJKFを通じて届いた。

　大和は元WBCムエタイ世界ライト級＆ウェルター級王者の古豪リアム・ハリソン（イギリス）とYOKKAO －65kg王座決定戦を争う。

　17日に日本を発ち、18日に計量、そして19日に試合をして翌日に帰国するという弾丸スケジュールだが、「こういったことはケビン・ロス戦（アメリカでの試合）でも体験していますし、僕はあまり気にしないです」と大和は海外での試合に慣れたもの。

「僕の中ではリアム選手に勝って、パコーンと再戦してYOKKAOの王座を獲りたいと思っていたんですが、今回3連敗したということでパコーンが王座剥奪になって、僕とリアムの試合がタイトル戦に認定されました。でも、その3連敗のうち2敗目は僕で、王座戦は僕が呼び込んだみたいなところもある。これはありがたく頂戴しようと思っています。もともと獲るつもりでいたので僕的にはそれが早まったかなという感じです」と、このタイトルは元々狙っていたものだという。

　ハリソンの印象は「パワーファイターで、体が頑丈そうなのでキャッチがすごく上手だっていう印象です。それとコンビネーションからのローが本当に速くて、バットを振るかのような凄いローなので、それに対して自分がどう対処するかだと思っています」と評するが、「先手を取ってローをバンバン蹴ってやろうと思っています。向こうのローは思い切りフルスイングで見た目も派手ですが、僕のローも見た目よりダメージがあるのはパコーン戦を見てもらえば分かってもらえると思います。だから見た目は地味だけど効くローと、見た目が派手で効くロー、そのどっちが勝つか。向こうはフルスイングで蹴ってそんなには出てこないと思うので、逆に僕は先手でどんどんリズムを作っていきたいと思います」と、ローキックがカギになると予告。

　大和はYOKKAOと2年間の契約を交わしたことを明かし、「これでまた一歩世界に踏み出せたという印象があります。これを機に僕の名前も世界的に知られると思うし、だからここでYOKKAOのベルトをしっかり獲って、世界の大和哲也として大和魂をどんどん世界で見せていきたいと思います」と、今後は日本のみならず世界でも活躍して行くと語る。

　そして、「YOKKAOに出ることでまたタイやヨーロッパで試合に出られるチャンスもあるでしょうし、自分としては盛り上がっているいろいろな舞台で大和哲也を見せたいという気持ちです。あと1つ付け加えるなら、僕は海外で試合をしてもアウェーだと思っていなくて、この地球上にアウェーはないと思っています。地球上であれば言語が違うだけで空気は変わりませんから（笑）。なのでホームのように全てを出して戦ってきたいと思います」と、敵地での戦いでも全く気にならないとした。

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