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【K-1】Krush王者・佐々木、中国強豪との初戦へ「勝つイメージしかない」

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2017/02/13(月)UP

公開練習でミット打ちを披露した佐々木大蔵

 2月25日(土) 東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催される『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ライト級王座決定トーナメント~』に出場するKrush -63kg王者・佐々木大蔵(KREST)の公開練習が、11日(土)神奈川県内の所属ジムで行われた。

 トーナメント1回戦で、WLF武林風世界-63kgカンフー王者ウェイ・ルイ(中国)と対戦する佐々木。昨年6月にキャリア30戦目にして悲願のKrush王座に就き、続く10月にはJ-NETWORKスーパーライト級王者・岩崎悠斗を破って初防衛に成功。現在5連勝中と波に乗っている。

 この日行った2分間のミット打ちでは、気迫のこもった表情でパンチをテンポよく繰り出し、好調ぶりをアピール。「追い込みがあと残り1週間で、普段(の試合前)と同じように疲れがピークにきています。でも、今回はK-1という大きな舞台で戦うということもあり、応援や激励の言葉をたくさんいただいたので、さらに気合いが入っていますね」と力をみなぎらせる。

 そんな佐々木は、1日3試合のワンデートーナメントに出場するのは今回が初めて。「チームメイトがトーナメントを経験してくる姿を見てきたので、過酷さは感じています。今回やってみないことには何も始まらないので、特に対策は練っていないです。まずは一回戦に向けて(力を)注いでいますね」と話す。

 その1回戦の相手となるルイは、優勝候補に名前が挙がる強豪。ルンピニースタジアム認定ライト級王者パコーンから勝利した経験があり、昨年は元WPMF世界スーパーフェザー級王者・中村敏射とREBELS-MUAYTHAIスーパーライト級6位・潘隆成、さらに佐々木と同門の林健太を下している。

 そんなルイについて、佐々木は「すごくテクニックがあって、どんな相手でも対応できる柔軟性のある選手だと思います」と分析。林から対戦した時の印象について話しを聞いたことも明かし、「拳が硬いということは聞いています。僕も一度、中国人選手と対戦したことがあって、骨の硬さや握手した時の手の分厚さは肌で感じていたので、今回もそういう選手であることは間違いないと思っています」と話す。

 しかし、勝利のイメージができているかとの質問に対しては「もちろんです」と即答。「そのイメージしかないですし、自分自身、楽しみな気持ちがあります」と試合を待ち望んでいるようだ。

 Krush王者としてK-1のリングに乗り込む佐々木。「Krushのチャンピオンとして、K-1(のリング)に上がることは前々から決めていたので。プレリミナリー(前座)で出るつもりも無かったです。でも、まだスタートラインに立ったばかりです。ここから第2章を作っていくのは自分自身だと思っているので、現状には満足していないです」と、さらなる高みを見据えている。

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