【パンクラス】初参戦の三浦彩佳、女王・朱里との対戦に意欲
3月12日(日)東京・ディファ有明にて開催される『PANCRASE 285』に出場するDEEP JEWELSからの刺客・三浦彩佳(TRIBE TOKYO M.M.A)が、2月23日(木)都内の所属ジムにて公開練習を行った。
今回がパンクラス初参戦となる三浦。柔道をベースとしたキレのある寝技を持ち味に、プロデビューから新人離れした実力を発揮。これまでに4戦3勝1敗の戦績を収め、佐伯繁DEEP代表がDEEP JEWELSストロー級のエースとして太鼓判を押す26歳のファイターだ。最近では、女優や歌手としても活躍するモデルの「西内まりや」に似ていることがSNS上で話題となり、“戦う西内まりや”と呼ばれるようになるなど、注目を増している。
この日の公開練習では、両足に合わせて5kgの錘、腰に伸縮性のロープを装着した状態から、前方にダッシュしてミットに打撃、タックルからテイクダウン、上からパウンドまでの一連の攻撃を行うという、ハードなトレーニングを披露。ロープで後方へ引っ張られるのを必死に堪えながら、師匠の長南亮代表を相手に、これを3分間繰り返した。
このトレーニングを毎朝の練習に組み込んでいるという三浦。「とにかく組みついて勝負したいので、そのためにこういったトレーニングを組んでもらいました。あと、寝技のバリエーションを増やすために、(長南代表から)いろいろとアドバイスをいただいています」と強化は順調な様子。
Invicta FC世界アトム級王者・浜崎朱加やベテランの藤野恵美といった女子MMAのトップファイターたちとの練習に加え、昨年秋頃から苦手な打撃の特訓も開始。シュートボクシングのシーザージムに通い、RENAとMIOの2人の女王と練習を共にするなど、万全を喫している。
今回のパンクラス参戦にあたり、佐伯代表からは「パンクラス女子のエースである朱里の首を獲ることが目的」とのコメントが発表されており、三浦はパンクラスにDEEP JEWELSを代表して殴り込む形となった。
これについて、「SNSで知ったので、びっくりしました」と三浦。DEEP JEWELSストロー級のエースという大きな期待を背負っているが、「まだまだ4戦なので、新人の気持ちでガツガツやっていこうかなと思っています」と謙虚な答え。それでも、朱里に対しては「何度か練習をさせていただいたことがあるのですが、もしできるのであれば対戦したいです。噛み合うと思います」と、しっかりと対戦に向けて意欲を示した。
その三浦にパンクラスが今回用意した相手は、プロ4戦全勝と波に乗る27歳のマグダレナ・ソルモバ(チェコ)。一本勝ちとTKO勝ちをそれぞれ2回ずつ収めているが、三浦は「映像を見ると、打撃でも寝技でも強いです」と評価。攻略に向けて、「できることは限られているので、(試合の)プランを立てて練習しています。打撃になるべく付き合わないようにして、あとは組んで倒して極めて。もし3Rまでいくようであっても、しっかりと圧倒できるようにしたいです」と闘志を燃やした。
将来は「InvictaとかUFCとか、海外で試合で試合をしたいです」と語る三浦。DEEP JEWELSではリング(ロープで囲まれた試合場)で戦っているが、パンクラスでは先の海外団体と同じタイプのケージ(金網で囲まれた試合場)で戦うため、今後の礎としても意味の大きい一戦といえる。三浦自身も「寝技が得意なので、金網の方がリングよりやりやすいです」と、より持ち味が発揮できると自信を示している。
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