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【K-1】“足技の天才”伊澤波人「必ず空手の技で勝ちたい」

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2017/03/29(水)UP

公開練習に臨んだ伊澤。空手仕込みの蹴りをミットに叩き込んだ

 4月22日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催の『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント〜』に出場する英雄伝説世界 −57kg級王者・伊澤波人(KREST)の公開練習が、3月28日(火)神奈川県内の所属ジムで行われた。

 伊澤は2014年と2016年に中国のキックボクシング大会『英雄伝説』の-57kg級世界タイトルを獲得した実績を持つ24歳。空手仕込みの多彩かつ華麗な蹴り技を武器としていることから、中国では“足技の天才”と称されるなど活躍している。今大会ではトーナメント・リザーブファイトで、過去に2度敗れた相手でもある鈴木優也(K-1ジム目黒TEAM TIGER)と対戦する。

 この日の公開練習では2分間のミット打ちを披露。鞭のようにしなるミドルやハイ、鋭い前蹴りや横蹴りを何度も叩き込み、「ローキックだけでも10種類近くあります。めちゃくちゃ近い距離でも、遠い距離でも、中間距離でも蹴れます。(相手が)横にいても前にいても蹴れます。僕はどこからでも蹴りを当てることができます」と持ち味をアピールした。

「今回、僕を見て空手がすごく強いと思ってもらえるようにしたいです」と空手を背負って戦う決意を口にする伊澤。「僕はK-1では必ず空手の技で勝ちたいと思っています。他の選手は純粋なキックボクサーが多いですが、僕は今でも週に3、4日は空手の練習をしていますし、空手を代表して出ていると感じています」と空手魂を強調する。

 対戦相手の鈴木については「蹴りもパンチも上手いし、気持ちも強くて、何でもできる印象です。とても強いと思います」と高く評価。過去に敗れた相手でもあるが、「意識してしまうと変なところが気になったりしてしまうので、いつも通りいきたいです」と、リベンジは特に意識していないと話した。

 今回はリザーブマッチでの出場。伊澤は「本戦には出たかったと正直思います。でも、そこまで圧倒的な結果が残せていなかったということなので、そこはしっかりと現実を見ています」と謙虚に語るが、「本戦に出ていたなら優勝できる自信はありました」と悔しさも覗かせる。それでも決戦の日に向けて、「鈴木選手に良い勝ち方をしなければいけないですし、この先にK-1のベルトは必ず獲ります」と闘志を燃やしている。

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