【Krush】初代女王・松下「力強く倒せる試合をしたい」
12月9日(土)東京・後楽園ホールにて開催された『Krush.83』の一夜明け会見が、10日(日)都内にて行われた。
ダブルメインイベント第1試合で、初代Krush 女子-45kg王座決定トーナメント決勝戦をWPMF日本&KOSピン級王者COMACHI(MSJキックボクシングジム)と争って勝利し、J-GIRLS&Bigbang女子ピン級王座に続いて三冠王となった松下えみ(T-KIX GYM)が出席。
「今は勝ててホッとしているのが正直な心境です。徐々にベルトと大きな舞台に立った実感がわいてきて、ベルトの重みに負けないように一日一日を大切にしながら、王者として君臨していきたいと思います」と挨拶すると、「昨日はやりたいことがあって考えすぎた結果、動きが悪かったかなと思います。COMACHI選手はパワーもついていてアグレッシブに来たので、それに負けないように乗り切って、周りの応援でパンチで倒すという気持ちで戦えました。最後は自分のペースに持っていけたかなと思います」と試合を振り返った。
「会場までたくさんの方が応援に来てくれて、ホームという雰囲気で試合が出来ました。ただ私自身固くなりすぎて、COMACHI選手とは1年ほど前に戦っていて、負けられない気持ちが強すぎたかなと思います」とプレッシャーがあったと言うが、「ただ私がやってきたことは今まで通りで、目の前の相手を倒して笑顔でみんなと帰るということ。そして日々練習して強くなることです。その根本は変わりませんが、Krushという舞台で試合することの反響は大きいので、その重みを受け止めてやっていきたいと思います」との決意を語った。
王者・松下の今後について宮田充K-1プロデューサーは「まだ選手層が薄い階級ですが、王座決定トーナメントが始まってからKrushに出てみたいという選手・ジムさんがたくさんいます。ベルトというシンボルが出来たことで、このベルトに挑みたい選手や-45kgでやりたい選手が出てくると思います。この階級に選手が集まってきてこそ-45kgを作った意味がある。松下選手の初防衛戦がいつになるか分かりませんが、いい挑戦者を考えたい」とコメント。
それを受けて松下は「チャンピオンとして揺ぎなく堂々と勝てるように、力強く倒せる試合をしたいと思います。KANA選手や他の女子選手はパワフルで強くて上手いので、それに負けないように、日々を大切にしていきたいと思います」と語った。
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