【RIZIN】榊原実行委員長、ボブ・サップにオファー出さずよかった
12月29日(金)31日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017』の記者会見が、21日(木)都内にて行われた。
会見後の囲み取材で、週刊誌でDV被害が告発されたボブ・サップについて榊原信行RIZIN実行委員長は「出さなくてよかった」とサップに年末大会出場オファーを出さなくてよかったと話した。
「何が正しいのかは分かりませんが」と前置きした上で、「やったことが本当であれば酷いことです。若干、早いタイミングでは年末に出してみようかな、というアイデアはありました。大みそかと言えばボブ・サップ、紅白に例えれば小林幸子のようなものなので」と、サップにオファーする計画もあったという。
しかし、「紅白でも小林幸子がフェードアウトしていくわけですから、(RIZINは)まだボブ・サップを使っているのかよ、って感じがするだろうなと思いました。この1年間、藤田大和を筆頭に若い選手やニューカマーが誕生したので、その若い選手にチャンスを与えて未来を切り開く機会を作らないといけない。『こんな選手は知らないよ』というところからのスタートでもいいと思います。いつまでも過去にすがりついているのはプロモーターの方という気がしました。そこでサップにオファーをするのはやめました」と打ち明けた。
また、「そういうプライベートなことは僕らも分からないですから、僕らが調べても本人は問題があるとは言わないでしょう。格闘家は常に暴力と隣り合わせですから、一般の人以上に気を付けないといけない。RIZINに出ている選手にはしっかり指導する、警笛を鳴らすいい機会だと思います。全選手が集まる機会があるので、そこで話をします」と、格闘家による暴力事件が起こらないように指導もしていきたいと話した。
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