2021/02/20（土）UP
（最終更新：2021/02/20 16:08）

杉山・栗山が揃って計量をパス、100回記念大会唯一の女子マッチに臨む

　2月21日（日）東京TDCホールにて開催される『DEEP 100 IMPACT ～20th Anniversary～』の前日計量が20日都内にて行われた。

　第7試合 DEEP JEWELSフライ級 5分2Rに出場する杉山しずか（リバーサルジム新宿Me,We）、栗山葵（SMOKER GYM）が計量に臨み、杉山が56.80kg、栗山が56.45kgで計量をパスした。

　子育てしながら選手を続ける杉山は半年ぶりの参戦。昨年7月の『DEEP JEWELS』ではARAMIに、その前の19年9月の同大会では赤林檎にそれぞれ腕十字で一本勝ちしている。デビュー当時は空手の経験もありパンチでのKOが多かったが、14年からフィニッシュは腕十字のみ。
　しかし、昨年からボクシングの元世界王者の内山高志にパンチを習うなど、再び打撃の強さにも期待がかかる。加えてパワーもあり、先日ベラトールと契約した渡辺華奈と筋肉女子では張り合うほどの筋肉と腹筋を持つ。さらにこのコロナ禍でさらに鍛え、筋肉が増えた印象だ。戦績は19勝6敗1分。

杉山は恒例のKポーズ

　対する栗山はRIZINで活躍中の萩原京平と同門のストライカーで、ここまで3戦2勝1敗。足や上腕に和彫のタトゥーを入れ、建築現場で働く”現場女子”だ。これまでフィニッシュ勝利はないが、得意の打撃を武器に負けん気の強さを乗せるストライカー。前戦10月の『DEEP JEWELS』では、セミファイナルに登場しベテラングラップラーのアミバのタックルを切り、打撃で完勝している。

　先にマイクを握った栗山は「年数や年上とかは関係ない。大きい大会なので、もっと思い切り行こうと思っています」と、キャリアに勝る杉山に臆する様子は見せず。

　対する杉山は「伸び盛りの選手にどんどん活躍してもらいたい気持ちがありますし、私も役目はそういう人たちに引き継いでいくこと、という気持ちが無くも無いですが、乗り越えられるものなら乗り越えてみろという試合をしたいです」と、若手への伝承を視野に入れつつもまだまだ譲らない構え。「いいところを出させないのが私の仕事。自分のやりたいことをやらせてもらおうかな」と、栗山の打撃を封殺する構えを見せた。

☆この大会の詳細はこちら

＜計量結果＞
▼第7試合　DEEP JEWELSフライ級 5分2R
杉山しずか（リバーサルジム新宿Me,We）　→56.80kg
vs
栗山　葵（SMOKER GYM）　→56.45kg