2022/02/06（日）UP
（最終更新：2022/02/06 19:41）

ンサンと激闘の長谷川（左）©️ONE

　2月11日（金）にシンガポール・インドアスタジアムにて開催される格闘技イベント『ONE: BAD BLOOD』のMMAウェルター級マッチで11戦無敗のムラド・ラマザノフ（26＝ロシア）と対戦する予定だった、元DEEPメガトン級王者の長谷川賢（34=THE PAN DEMONIUM）が、腰の怪我の再発により欠場することが分かった。

【動画】ONE史上に残る名勝負と言われた長谷川とンサンとの激闘シーン

　約3年ぶりの復帰戦向けて準備を進めていた長谷川は4日に自身のツイッターを更新。「腰の怪我が再発した為、今回の大会欠場することになりました。対戦予定だったラマザノフ選手、ONEchampionshipや関係者の方々、試合を楽しみにして頂いたファンの皆様すみませんでした。また、カムバックできるよう治療していくのでよろしくお願いします」と、謝罪した。

死闘を繰り広げたンサン（右）と長谷川（左）

　ONE公式サイトに公開されている本大会の対戦カード表からも、長谷川の試合はなくなっている。

　長谷川は日本屈指の中・重量級の雄。18年のONEデビュー戦で、当時のミドル級王者アウンラ・ンサンのタイトルに挑戦、大激闘の末に5RでKO負けしたが、その戦いはONE史上に残る名勝負と言われた。
　19年3月の日本大会で、ンサンのタイトルに再挑戦したが、2R TKO負けを喫し王座獲得に失敗した。今回はウェルター級に階級を下げての復帰戦だった。

　激闘を信条とする長谷川のキャリアは常に怪我と隣り合わせ。ONEデビューする前は、深刻な首の怪我で引退の危機に直面しながら見事に復帰。19年のンサンとの激闘後も肋骨骨折で、2リットルの血を肺から摘出する緊急手術を行ったという。

　歴戦の代償か、今回は腰の怪我の再発。日本の中・重量級トップの長谷川の早期回復を祈る。

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