2022/03/03（木）UP
（最終更新：2022/03/04 07:15）

”田村潔司の弟子”中村大介（左）vs”山本喧一の息子”山本空良（右）が激突

　3月20日（日）大阪・丸善インテックアリーナにて開催する『RIZIN.34』の対戦カード発表会見が、3日行われ、68kg契約では、元DEEPライト級王者・中村大介（41=夕月堂本舗）と、現Fighting NEXUSフェザー級王者・山本空良（21=やまもと・そら/パワーオブドリーム）の対戦が発表された。

【動画】山本空良の秒殺KO、中村大介が王者・牛久をヒザ蹴り失神KO勝利！

　中村は53戦のキャリアを持つ大ベテランで、12年にはプロ10年目にしてDEEPライト級王座を獲得した。現RIZINフェザー級王者・牛久絢太郎とはこれまで2回対戦し、今年2月にはヒザでKO勝利するも7月の再戦では判定負けと1勝1敗。プロレスリングU-STYLEでも活躍する。師匠は田村潔司。

２月のRIZIN TRIGGERでわずか35秒KOを成し遂げた山本

　中村は昨年10月にRIZINに参戦すると、新居すぐるを1Rアームバーで沈めている。前戦は先月26日の小見川道大戦（中村が一本勝ち）で5日前に試合を終えたばかりだ。

　対する山本は元UWFインターナショナルで活躍し、UFCやPRIDEにも参戦した山本喧一の次男。山本喧一が主催するジムで、小学校の頃から総合格闘技に親しんでいる。
　サブミッションを得意とし、これまで13勝（8敗1分）のうち12勝がフィニッシュ勝利（3KO・9一本）。11月の『RIZIN TRIGGER 1st』では鈴木千裕に敗れたが、先月23日の『RIZIN TRIGGER 2nd』では新居に１R秒殺TKO勝利した。こちらも試合から一週間ほどだが、ほぼノーダメージだろう。

中村は昨年２月にDEEP王者で後のRIZIN王者・牛久絢太郎にKO勝利

　山本喧一はUWFインター時代、田村潔司を「偽善者」などたびたび批判しており、今回は”田村の弟子”中村と、”山本の息子”空良との時を超えた代理対決と言えるだろう。

　中村は「正直おじさん的には身体はキツいんですけど、山本空良選手というオーダーを頂いて即決しました。お父さんの山本喧一さんは自分も大好きなUWFインターの選手。その血を100%継いでいる選手だと思うので、”U”の未来形のような勝負をして、仕留めたいと思います」と自分にぴったりの相手だと燃える。

中村と山本の対戦キービジュアル

　その山本も「相手は格上と思うんですけど、判定にせずKO・一本しっかり狙ってアグレッシブな試合にします」と張り切る。
　中村が”U”にこだわっていることについては山本は「自分の練習自体も回転系というか、アグレッシブな動きも出てくるんで、中村選手の寝技に応えることが出来ると思います」と、山本喧一の下での修行成果を活かす。
　さらに「会長（山本喧一）の叶えられなかった夢を叶えるということで、自分がしっかり受け継いで行ければと思う。いつかはUを背負って戦えればいいと思います」と胸を張る。

　これに中村は「楽しみがすごい増した。自分の持っているものを全部出して良い試合をしたいと思います」とますます闘志を燃やした。

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