2022/07/09（土）UP
（最終更新：2022/07/10 02:58）

計量パスしたケイト・ロータス

　7月10日（日）に東京・TOKYO DOME CITY HALLで開催される総合格闘技イベント『skyticket Presents DEEP 108 IMPACT』の前日計量が都内の会場で行われた。DEEP JEWELS ストロー級（-52.2kg）5分2Rで激突する、ケイト・ロータス（KING GYM KOBE）は52.30kgでパスすると、笑顔でマッスルポーズ。対するARAMI（フリー）は52.25kgで計量をパスした（タイトルマッチおよびキャッチウェイト以外の階級制の試合は＋0.5kgまで許容）。

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減量なしで計量をパスしたケイトは、調子の良さをアピール

　計量を終えたARAMIは、「水を抜きすぎて声がちょっと出ないんですけど、こうして大会に呼んでいただき、ありがとうございます。ケガをして1年くらい試合ができなかったんですけど、こんな大舞台を用意していただいた関係者の皆様、ありがとうございます。明日は楽しい試合をするので、皆さんも楽しんでください」と挨拶。近年フライ級（-56.7kg）で試合をしているARAMIは、今回、1階級下のストロー級まで落としたため、減量がきつかったのかもしれない。

　ケイトは、「前回、負けたにも拘わらず大きな舞台に呼んでいたただき、ありがとうございます。暗いニュースがありますけど、明日は見てくれている方が明るくなれるような試合ができればいいなと思います」とコメントした。

ARAMIは、ケイトを破って浮上したいところ

　計量後の囲み取材でケイトは、「減量は、普段と契約体重と同じ体重なのでしていません」と語り調子をキープしていることを明かした。ケイトは現在、横田一則代表が主宰する『K-Clann』で練習しており、「あまりにも練習がキツイので、みんな自然と体重が落ちてしまうんです。だから『K-Clann』は太った選手がいない」と言う。とくに普段から節制しなくても、体重は落ちてしまうそうだ。

　対戦相手のARAMIについては、「横田さんから『簡単に勝てる相手ではないぞ』と警戒するように言われてきました」と十分な対策を練ってきたことを明かした。ARAMIは３連敗中と勝ち星に恵まれていないもののグラップリング力に定評があり、この試合は互角との見方もある。ケイトは「いずれは当たると思っていましたが、面倒くさい相手ばかりですね」と苦笑した。

フェイスオフでバチバチの2人

　ケイトは前回の試合で、1Rは優位に試合を進めておきながら2Rに長野美香から逆転の一本負けを喫している。この試合については「1R目は完封できたので、2R目に勝負を急ぎ過ぎるミスをしてしまいました。もっと2Rをフルに使うとか、打撃で攻めれば良かったかなと思いました。それも含めて経験不足ですね」と振り返った。

　6月は『THE MATCH2022』の那須川天心vs.武尊を見て刺激を受けたというケイト。「私も実績を積んで存在感を出せるようにしたい。そのためにも勝つだけです」と必勝の構えで今回の試合に臨むという。ARAMIがどんな試合をするのかも含めて、明日の女子の対決は注目が集まる。

＜2人の近況＞

　ケイトは、モデルの様な美貌で大人気の美女ファイター。空手（全空連）と柔道で黒帯を持ち、19年12月のプロデビュー戦で、熊谷麻理奈から腕十字で一本勝ち。その後、判定で2連敗を喫したが、昨年12月に栗山葵から判定勝ちを奪った。今年5月には、長野美香と対戦したが、逆転一本負け。今回が再起戦となる。

　対するARAMIは、17年に韓国の『Road FC』でプロデビュー。その後はDEEPを主戦場に連勝を重ねるも青野ひかる、杉山しずか、伊澤星花などの強豪選手と戦い判定負け。現在３連敗中で、怪我の治療から1年ぶりの再起戦。ここで連敗を脱出したいところだ。

▼第7試合　DEEP JEWELS ストロー級 5分2R
ケイト・ロータス（KING GYM KOBE）→52.30kg
vs
ARAMI（フリー）→52.25kg

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