2022/12/27（火）UP
（最終更新：2022/12/28 09:33）

バチバチに睨み合うマヌーフ（右）とイゴール（左）

　12月28日（水）東京・両国国技館で開催される『INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国』の[MMAルール　5分3R　92kg契約]にてイゴール・タナベ（柔術/ブラジル）と対戦する、メルビン・マヌーフ（キックボクシング/オランダ）が27日に都内の会見に出席した。

【動画】“狂獣”マヌーフの豪打が爆発！相手は一撃で失神ダウン

　選手としては約10年ぶりの来日となったマヌーフ。「10年ぶりだ。再び日本に戻ってくることができて光栄だ。多くの相手をKOで倒した自分を待ち望んでくれたファンに感謝する。彼らのためにも最高の戦いを見せたい」と笑顔。

「奴の思い通りにはいかない」と語るマヌーフ

　しかし、今回の試合、若い選手の踏み台になるのでは、との質問が上がると表情が一変。「もちろん、彼は若い選手で、私の名前を踏み台にしたいだろう。しかし負けるために来た訳ではない。まずは、猪木のために最高のファイトを見せたい。そして、奴の思い通りにはいかない。明日になれば、答えはわかる」と、その“狂獣”と言われた闘志に火がついたようだ。

　対するイゴールは、その“狂獣”を前に「想像してた通りで、特に顔を合わせてからの印象はなし」と淡々。さらに「明日は猪木軍の大将としての責任を背負って、必ず盛り上げて、自分の得意な寝技で一本勝ちします」と、自信ある表情で一本勝ち宣言をした。

淡々とした表情でマヌーフに一本勝ちすると話したイゴール

　マヌーフは元Cage Rage世界ライトヘビー級王者、元IT’S SHOWTIME 85kg MAX世界王者。HERO’S、DREAM、K-1などで活躍し、その人間離れした身体能力や相手を一発でKOする豪打から“狂獣”などのニックネームで多くの日本のファンに愛された。今年9月の『BELLATOR 285』で元UFCのヨエル・ロメロにKO負け。ここで引退宣言をしたが、今大会の参戦を決めた。

　一方のイゴールは『INOKI BOM-BA-YE』の第1回⼤会が開かれた2000年⽣まれの22歳。⽇系ブラジル⼈で⾝⻑184センチ、体重90キロの体格を持ち、柔術界では「⽇本最強の⿊帯」と呼ばれるほどの実⼒者だ。
　3年連続全⽇本ブラジリアン柔術⽇本⼀、またノーギでも2年連続でゴールドメダリストに輝いており、さらにヨーロピアンやパンアメリカン、ムンジアルなどのメジャー柔術トーナメント優勝など、常に上位3位に⼊るという快挙を成し遂げた。

　令和猪木軍vs世界格闘技軍 9対9マッチの大将戦、猪木さんの想いを受け継ぐイゴールが快心の一本勝ちを決めるか、それとも、マヌーフの豪腕が炸裂するか。一瞬たりとも目が離せない一戦だ。

▼第9試合　令和猪木軍vs世界格闘技軍 9対9マッチ
大将戦　MMAルール　5分3R　92kg契約
イゴール・タナベ（柔術/ブラジル）
vs
メルビン・マヌーフ（キックボクシング/オランダ）