2023/01/11（水）UP
（最終更新：2023/01/11 18:56）

ホワイト氏が”平手打ち”事件でピンチに

　UFC代表ダナ・ホワイト氏がピンチだ。現在ネットでは、ホワイト氏がアン夫人に平手打ちをやり返す映像が出回っている。それを見たカリフォルニア州の女性議員連盟は9日（現地時間）、同州に本社を置くUFC親会社・エンデバーにホワイト氏解任の訴えを出したのだ。

【動画】ホワイト氏と妻が平手打ちをしあう実際の映像

　昨年大晦日、ホワイト氏はメキシコのナイトクラブで、同行していたアン夫人と何らかの口論に発展。アン夫人がいきなりホワイト氏の顔を平手ではたくと、ホワイト氏もアン夫人の背中に平手打ちを返した。
　すぐにホワイト氏の仲間たちが2人を引き離したが、このシーンの映像が撮られ、年始にネットで出回っていた。

　この映像を見たカリフォルニア州議会の女性議員団体が、オンライン書簡でUFC親会社エンデバーの責任者に「UFCの社長としてのホワイト氏の即時解任」を求めた。
　
　エンデバー社は事件以来、この件に関してコメントを控えており、団体は「大きなスポーツ団体のトップが妻を殴る映像が、あなたたち（エンデバー社）からの返答無しにネットに流れ続けている。こんなことで（エンデバー社が掲げる）女性の安全を主張できるのか。偽善はもうたくさんだ」と主張している。

　事件の後、ホワイト氏は米ニュースサイト『TMZ』に「私自身、何年もの間『男性が女性に手を上げるなど言語道断』と発言してきた。まったく恥ずべきことで、言い訳をする気はない。私たち夫婦は互いに謝罪しあい、子どもたちのためによりよい方向へ向かうよう努力している」と語っている。

　またアン夫人もTMZの取材に「私たちは飲みすぎて、互いに制御不能になってしまった。2人は話し合い謝罪しあった。子どもたちのためにも、私たちのプライバシーを尊重してほしい」と今回の騒動についてコメントしている。

　この騒動の影響は他にもある。
　ホワイト氏は昨年から、新しい競技として”互いに平手打ちをしあい、ノックアウトを狙う”「パワー・スラップ（Power Slap）」を提唱していた。そのテレビ放送シリーズ初回が1月11日に放送予定だったが、18日に延期された。
　しかし、競技が競技であることから、このままお蔵入りとなる話もあると言う。
　
　ホワイト氏やエンデバー社はこの騒動にどう決着をつけるのか。

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