2023/02/04（土）UP
（最終更新：2023/02/05 10:24）

城戸（左）と高橋（右）共にRIZIN参戦を望む

　2月5日（日）に大阪・176boxで開催される皇治の自主興行『NARIAGARI』の前日計量が4日、行われた。第14試合［キックボクシングバウト（3分1R延長無し）74kg以下］で対決する、元K-1城戸康裕は74kgジャスト、相手の国内キック・ムエタイ4冠王の高橋幸光は73.5kgでそれぞれ無事パスした。フェイスオフでは城戸が高橋に額を擦り付けあわや乱闘！？の場面となった。

【フォト】城戸がヤンキーさながら、高橋に額すりつけ胸ぐらをつかみ詰め寄る！

　城戸は旧K-1時代から活躍し、08年にはK-1 WORLD MAX日本王者となり、新生K-1では17年の世界トーナメントで準優勝、20年3月の世界トーナメントで3位といずれも好戦績を残した。昨年12月16日にK-1との契約が満了して以来、初の試合となる。

相手・高橋の強さにクレームをつける城戸

　対する高橋はテコンドーとムエタイを融合させた独特なスタイルで、これまでにJ-NETWORK、MA日本キック、WMC日本、BOMの4本のタイトルを獲得。6連勝と好調だったが、昨年9月のパコーン戦では判定負け。12月の「ROAD TO ONE」日本トーナメントでも1回戦で判定負けしている。

　両者とも事前計量を済ませているようで、私服姿で登場。フェイスオフでは城戸がアゴを突き出し高橋に詰め寄ると、胸ぐらをつかみ、額を付け、グイグイと押してゆく。高橋もそれに耐える。
　そのうち城戸は止めてほしそうに振り返るが、周囲はセキュリティも含め無反応だ。「誰も止めない！」と城戸は不満そうに叫び、戻っていった。

高橋もRIZIN参戦を希望する

　マイクで高橋は「明日はムエタイの強さをシンプルにお見せする」と意気込む。

　一方、城戸は皇治に向かい「本当のチャンピオン連れてきてんじゃん。俺も（相手を）ヤカラにしてよ」といきなりクレームをつける。今回の相手は公募だったが、想定と違ったようだ。
　皇治は「この大会はエンタメと実力が融合した大会。ここは本当のプロの実力を見せてほしい」と勝負論重視の相手を選んだようだ。
　
　不満そうな城戸は高橋に「ベルトめっちゃ持ってるよね」と尋ねると、高橋は「まだ4本しかないです」と謙虚に答える。皇治が「ちなみに城戸さんは何本持ってますか」と尋ねると、城戸はしぶしぶ「4本持ってますけど」と明かした。

　ようやく腹の据わった様子の城戸は「こうなったらレベルの違いを見せましょうかね。皇治代表、RIZINお願いします」と皇治に振ると、高橋もまた「お願いします」と皇治に挨拶する。どうやら高橋もRIZIN参戦を希望しているようだ。

　勝ち残ったほうが、RIZINの”皇治推薦枠”を手に入れられるのか。レベルの高いトップファイター対決、どちらが勝利するか。「NARIAGARI」は2月5日正午よりSmartNewsで独占配信される。

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