【世界柔道】出口クリスタが豪快”投げ技”一本で優勝！開始1分40秒、舟久保遥を寄せ付けず

2023/05/10（水）UP
（最終更新：2023/05/13 17:25）

　5月9日、カタール・ドーハにて行われた『柔道・世界選手権』女子57キロ級で決勝で、出口クリスタ（27＝カナダ）が前回大会準優勝の舟久保遥香（24＝三井住友海上/日本）に開始1分40秒、体落としで豪快な一本勝ちを決め、4年ぶりの世界女王に輝いた。

【動画】出口クリスタが決勝で”投げ技”豪快一本勝ちの瞬間！

　出口は全て投げ技と、投げ技からの押さえ込みで一本勝ちで決勝に勝ち上がる好調ぶり。舟久保は2つの反則勝ちと2つの寝技での一本勝ちで決勝に上がってきた。
　投げ技の出口か、寝技の舟久保か。

　決勝戦、開始早々、出口が大外狩りで投げるも舟久保は背中からは落ちず逃れるが、再会後、間もなく大内刈りで技あり。立て直したい舟久保だったが組み手争いの後、再び出口が体落としで豪快に投げ一本！わずか1分40秒の圧勝だった。

　2年連続銀メダルの舟久保は「本当に何もできずに決勝戦が終わった。準備不足で、勝とうという気持ちが少なかった。とにかく今は悔しいです。優勝しなければ意味がなかった。優勝するだけの力がまだ無いんだな、と思いました。技術、精神的な部分がまだまだ。柔道に対して真剣に取り組んで行きたいです」と語った。

　出口はカナダの東京五輪へ激しい代表争いを展開していたが惜しくも選ばれず。次こそはパリ五輪へと執念を燃やしている。

　男子73キロ級では17年の世界王者の橋本壮市（パーク24）が準々決勝で敗れたものの、敗者復活戦と3位決定戦に勝ち銅メダルを獲得した。

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