【世界柔道】初優勝の出口クリスタ、総合格闘技や北斗の拳も好きな日本育ちのハーフ美女
8月27日(火)、日本武道館において世界柔道選手権・東京大会の3日目が行われ、女子57㎏級の決勝で前回の世界女王の芳田司(23=コマツ)に延長戦でスピードある裏投げで技ありを取り初優勝を果たした出口クリスタ(23=カナダ)。
出口は美人柔道家としても知られ、カナダ人の父と日本人の母を持つ。長野県で生まれ育ち、柔道の世界ジュニア選手権では日本代表になったこともあったが、スランプに陥り、環境を変えようと2年前に父のカナダ国籍を選択しカナダ代表に。
出口は試合前に「日本の柔道は武道は武士の精神を引き継いでいる。カナダのJudoはスポーツとして楽しむことを大切にしている。私はJudoの空気がとても合った。これからは日本の柔道の良さとカナダのJudoの良さをミックスした柔道家になりたい。それを嘉納治五郎先生が作った日本武道館で示したい」と語っており、見事に日本武道館で優勝を決めた。
試合後の会見で「すみません、日本語で対応させていただきます。今、率直な気持ちは、自分がまさか優勝できると思ってなかったので驚いているのが率直な気持ちでございます」と初々しく、かつ丁寧な日本語で回答。
以前は日本代表、今はカナダ代表となったが「自分は一昨年からカナダ代表で戦うと決めて2度目の世界選手権となったのですが、東京開催で初めての(世界選手権で)金メダルを獲得できたということは、自分としてもとても嬉しく思いますし、カナダとしては初の金メダルとなったのでとても嬉しく思っています」と答えている。
彼女は日本武道の心も大切にしている。過去にマイナビのインタビューでMMA好きを公言し、ジョルジュ・サンピエールについて「チャンピオンになっても高飛車になることなく、敗れた相手のことを敬える度量の持ち主」と、武道の勝っても相手を思いやる気持ちに惹かれる。
『北斗の拳』も愛読、さらにSNSではパンチングマシーンを思い切り叩く写真が掲載されており、「157kgと可愛い結果でした」と答え打撃にも興味があるようだ。
カナダ人の父は出口に空手を学ばせたかったようでそこは父の影響か。会見後には英語教師であり、北斗の拳にも出てきそうな迫力ある風貌の父と仲の良い2ショットを披露し「日本で開催される大会にはいつもそばにいてくれる。守護神みたいに暖かく見守っていてくれる気がして自分としてはとても有り難い存在です」と感謝を口にした。
(Photo by Takuji Yoshikura)
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