2023/09/07（木）UP
（最終更新：2023/09/07 17:57）

ケイプが試合前インタビューに答えた©️U-NEXT

　9月10日（日）オーストラリア・シドニーにて開催される『UFC293』のフライ級マッチで、フェリペ・ドス・サントス（22=ブラジル）と対戦するマネル・ケイプ（29=アンゴラ）の試合前インタビューが、ライブ配信を行うU-NEXTより届いた。

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　ケイプは、言わずと知れた元RIZINバンタム級王者で、朝倉海とは1勝1敗だ。21年からUFCに参戦し、直近は3連勝と波に乗る。元王者デイブソン・フィゲイレードやランキング5位のカイ・カラ＝フランスとの試合が流れてしまい、今回はブラジルの新鋭ドス・サントスと激突する。

　対するサントスは、戦績7勝0敗。7勝の内訳は、2つのTKO勝利と3つの一本勝ちでフィニッシュ率も高い。また、シュートボクセ・ディエゴ・リマに所属しており、UFCライト級ランキング1位のチャールズ・オリベイラとはチームメイトだ。

　ケイプは現在の心境を「対戦相手が変わって、自分が期待してた相手ではないけれど、それでも結局のところ、とにかく試合がしたかったから。自分がどれだけ強いかをファンのみんなにも見せたかった」と話す。

現在3連勝中のケイプ©️UFC

　代わりに対戦するのが（UFC）デビュー戦の選手だが、戸惑いはあったか尋ねられ「実際のところ、誰であろうと、ニューカマーであろうとUFCと契約した選手なんだからハードな相手であることは間違いないと思ってる。今回の相手をみくびることはないし、デビュー戦ならなおのこと彼は自分のスキルを見せつけなきゃと意気込んでいるはずだ。一方で、自分は彼をチャンピオンだと思って対峙する。彼はカイ・カラ＝フランスを倒すレベルのファイターなんだと。そういう気持ちで自分のやるべきことをやるんだ」と抜かりはない。

　新たにドス・サントスに対しての対策を立てたか問われると「実のところ、あんまり自分の対戦相手のことは気にしすぎないようにしているんだ。みんなそれぞれに強みがあるけれど、そこにばかり気をつけて、彼らの持つ武器をいかにディフェンスしようか、というような対策には気を取られない。常にオクタゴンの中では僕が攻撃する側であるし、自分が支配者の側だからだ。相手が自分に合わせなくちゃいけないんだ。自分の技術だったりポテンシャルというのがオクタゴンを牛耳っている」と主導権は渡さない構えだ。

　朝倉海とは連絡を取り合っているかという質問には「うん。いつも、トレーニングのことだとかファイトキャンプについてとか話しているんだ。それで今回の試合に向けて、タイで一緒にトレーニングするなんてことも計画しあっていたのだけれど実現しなかった。自分はオーストラリアに早めに入ることにして、来てからもう3週間になるんだけど。それでタイに行く時間もなくなってしまった。とにかく、彼とは今も連絡を取り合っているよ」と答える。RIZIN時代はライバルだったが、現在は親交を深めているようだ。

　最後に日本のファンへ向けて「いつも応援してくれている皆さんへ、ありがとうございます。皆さんのことを片時も忘れたことはありません。（日本語で）ありがとう！」とメッセージを送った。

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