2023/09/19（火）UP
（最終更新：2023/09/19 08:12）

試合後の会見で話す中谷

　9月18日（月）東京・有明アリーナにて開催されたプロボクシングイベント『Prime Video Presents Live Boxing 5』では、WBO世界スーパーフライ級王者の中谷潤人（25=M・T）が同級11位のアルヒ・コルテス（28=メキシコ）に通算3度のダウンを奪うなど圧倒。判定勝利で初防衛に成功した。

【フォト】3度、ボディでダウンを奪った瞬間を激写！

　試合後の会見で中谷は「12Rしっかり集中して戦えたのが良かったです。ボディが効いていたので、そこを中心的に攻めたんですけど、コルテス選手はすごい気持ちがあってタフだったので、良い経験になりました」とコルテスのタフさを評価。

ボディへパンチを放つ中谷

　終盤、一瞬グラついた場面に関しては「ちょっと効いた」と話し、それでも「最後まで危ない選手だと（セコンドからも）声がかかっていたので、そこは集中して、丁寧に戦っていく事は徹底出来たのかなと思います」と振り返った。

　今後の課題を尋ねられ「頭の切り替えの部分で、もうちょっとスマートに、フェイントをかけたり出来たら良かった」と冷静に分析した。

　防衛に成功した気持ちを問われると「（今回は）防衛するという気持ちじゃなくて、この試合にしっかり勝つという気持ちでやっていたので、判定ですけどダウンを奪って勝てたので良かったです」とし、今後の展望については「スーパーフライでやるなら、統一戦をやりたい気持ちはすごくあるので、どのチャンピオンでもやりたい」と語った。

　現在スーパーフライ級の世界王者は、WBAに井岡一翔（志成）、WBCにファン・フランシスコ・エストラーダ（メキシコ）、IBFにフェルナンド・マルティネス（アルゼンチン）がいる。
　WBO王座を防衛した中谷、次は熱望する統一戦へと繋げることはできるか。

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