2023/10/18（水）UP
（最終更新：2023/10/18 19:56）

金子は鈴木真彦戦をアピールした

　12月9日（土）エディオンアリーナ大阪にて開催される『K-1 ReBIRTH.2』の対戦カード発表記者会見が、10月18日（水）都内にて行われた。[スーパーファイト/-56㎏契約/3分3R・延長1R]で、第3代K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子晃大（日本/K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）はラン・シャンテン（中国/深圳盛力人和/CFP）と対戦する。

【動画】金子が玖村将史を追い込んだ“右の強打”

　金子は昨年2月の第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント決勝で、玖村将史を破り、悲願のK-1王座を戴冠。6月の『THE MATCH 2022』ではRISEバンタム級王者・鈴木真彦に惜敗も、その後は9月、12月とKOで連勝。今年9月には玖村将史と3度目の決着戦を行い、延長判定勝ちを収めてタイトル防衛に成功した。

　対するシャンテンは、20年GLORY OF HEROES -57kg級トーナメント優勝。翌年にはWLF武林風-57.5kg級トーナメント準優勝となりトップファイターの仲間入り。23年に中国のキックボクシング57kg級で第三位に入賞した19歳の新鋭だ。

金子はKO勝ちを宣言した

　会見に出席した金子は「自分自身が見据えている次の試合のためにも、国家のためにも負けられない試合です」とコメント。見据えている試合とは、かねてから対戦をアピールしているRISEの鈴木真彦のことだろう。金子はTHE MATCHで鈴木に負けているため、「ここを勝って鈴木選手と戦いたいと思います」と明言した。

　シャンテンについては「アグレッシブで、しっかり噛み合った試合になりそうです。中国はしっかり強い選手がいると思うので、負けないようにしたい」と評価。さらに「大事な試合の前、勝ち方が大事なんで、しっかり盛り上げてKOを見せたい」と宣言した。

　K-1のカルロス菊田プロデューサーが「金子選手の完成形を見たように感じました」と玖村戦の感想を述べたが、金子は「レベルの高い試合ができたかなと、満足せずにもっと上を目指していこうと思いました」と自分でも納得した様子を見せた。

　だが、今回の試合テーマを聞かれた金子は「カルロス」と謎のコメントを残して、記者を笑わせる場面もあった。

　鈴木真彦戦の実現の可能性についてKrushの宮田充プロデューサーは「他団体のトップ選手なので、迂闊なことは言えない。開国、国内に向けても組まれるということなんで。いい発表ができるように実現していきたい」と補足した。

　金子が今回の試合を勝って鈴木戦へつなげることができるのか、実現の可能性も含めてRISE側の反応が気になるところだ。

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