2023/12/22（金）UP
（最終更新：2023/12/22 18:50）

海人（左）が元ONEムエタイ王者・ペットモラコットと対戦する

　2月10日（土）東京・後楽園ホールで開催される『SHOOTBOXING 2024 act.1』の対戦カード発表会見が22日、都内にて行われた。発表されたのは、海人（26=TEAM F.O.D）と元ONEムエタイ世界フェザー級王者ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー（29=タイ）の一戦。この試合は［70.0kg契約/エキスパートクラス特別ルール/3分3R延長無制限R※ヒジあり］で、同大会のメインイベントとなる。
　強豪との対決に、会見で海人は「楽しみでしかない」と語った。

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会見で力強く話した海人

　海人は、今年3月にイ・ソンヒョンを下しRISEミドル級王者になると、6月にはサモ・ぺティとの再戦を制し、SB世界スーパーウェルター級王座も獲得。8月はGLORYのタイトルマッチで、王者ティジャニ・ベスタティに挑んだが判定負け。
　しかしそこからは、11月のSBでマサロ・グランダーにKO勝利、続く今月16日のRISEでもジェームズ・コンデにKO勝利している。

　対するペットモラコットはルンピニースタジアムで2階級を制覇し、これまで梅野源治や健太といった日本のトップ選手にも勝利を収めている。
　20年にONEフェザー級王座を獲得すると、3度の防衛に成功するなど強さを見せていた。しかし22年9月、タワンチャイ・PK・センチャイ（タイ）に判定で敗れて王座陥落となった。

コメントするペットモラコット

　会見で海人は「楽しみでしかない試合です。このワクワクとドキドキが自分をどれだけ強くするのか、来年の2月10日を皆さんに楽しみにして欲しいと思います」とワクワクしている様子。
　ペットモラコットは「しっかり自分の仕事を果たしたいです、日本のファンの皆様に試合を見てもらってドキドキワクワクしてもらいたいと思います。2024年最初の大会ということで、絶対見応えのある試合にします」と意気込んだ。

　互いの印象を聞かれ、海人は「サウスポーでガンガン（前に）来る選手だと思ってます。気持ちも強いし、蹴りとかヒジの危険な技がいっぱいあるので警戒してますけど、それを受けてみたいという楽しみもあります」とコメント。
　ペットモラコットは「日本の中でも強い選手だと思ってます。どんな技でも使えると見てますし、SBルールにも慣れてると思うので油断出来ないです。ただその中でも、自分は面白い試合をしたいです」と海人を高く評価。

　今回はヒジありとなるが、試合にどう影響すると思うか問われ、海人は「シュートボクサーは何でも出来て当たり前、立ち技で最強なのはシュートボクサーだし海人。ヒジがあろうとなかろうと圧倒して勝ちます」と力強くコメント。
　ペットモラコットは「ヒジありというのは、自分にとっては嬉しいです。ルールもムエタイにかなり近くなりますし、（ヒジは）得意技の1つでもあるので有利かと思います」と答えた。

（左から）海人、シーザー武志会長、緒方健一代表、ペットモラコット

　海人は、「ペットモラコット選手は世界のトップだし、ONEの元王者、そういう選手と試合出来るのがまず嬉しい。でもそれを超えていかないと世界最強を名乗れないので、ここは圧勝・圧倒して絶対倒そうと思ってるので、必ずレベルの差は見せたいです」と今後へ向けても落とせないと話す。
　ペットモラコットの弱点や突破口は見つけられたかという質問には「正直言うと弱点を見てなくて、相手が得意としている所で圧倒したいので、今から2月10日までしっかり使ってレベルアップしたい」と真っ向から勝負する構えを見せた。

　海人がここで勝利すれば、世界へ向けても大きなアピールとなるだろう。来年1発目、どんな試合を見せてくれるか期待は高まるばかりだ。

＜決定対戦カード＞
海人（TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級王者）
vs
ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー（タイ/元ONEムエタイ世界フェザー級王者）

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