ライアン・ガルシア、ドーピング違反で1年間の出場停止に「無実だ」ブチ切れUFC参戦も宣言
プロボクシング元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア(25=米国)は21日(日本時間)、ニューヨーク州アスレチック・コミッションから1年間の出場停止処分を受けたと、ESPNが報じた。
また4月21日に行われたWBC世界スーパーライト級王者デビン・ヘイニー(25=米国)との対決は、ガルシアが2-0判定勝利していたが、ドーピング検査(オスタリン)陽性反応によりノーコンテストに覆された。
ガルシアは「無実だ」「勝利を奪われた」と裁定を不服としている。
【フォト・動画】衝撃!ガルシアがヘイニーに3度のダウンを奪う瞬間、この試合がノーコンテストに
ガルシアは4月21日のヘイニー戦で、ガルシアの体重超過によりキャッチウエイト契約になるも、試合ではダウンを含める圧倒の判定勝利(体重超過のため王座認定は無し)。
しかしその後、禁止薬物オスタリンの陽性反応が2度出ており、「B」サンプルも陽性が確認されていた。
ガルシアは20日、SNSで「正式に引退しました(I’m officially retired)」と引退発表したが、ヘイニーの父親は「ガルシアの引退は、48時間以内の自分の運命を受け入れるつもりがないということだ。48時間後には(ドーピング違反で)出場停止になるからね」とコメントしていた。
そして21日、ESPNの報道によると、ガルシアの1年間の出場停止処分の他、プロモーターに120万ドル(約2億円)の違反金と1万ドルの罰金が科されたのことだ。
試合はノーコンテストとなり、これでガルシアの戦績は21勝1敗、ヘイニーは31戦無敗に戻った。
ガルシアはSNSで「俺の勝利を奪った」「絶対に不正行為をしていない」「無実だ」「ボクシングは死んだ」「銃を頭に撃てばドーピングしてないって信じてもらえるのか」と不服を唱え「UFCに向かうわ」「本当にダナ・ホワイトが連絡してきた!」と嘘かまことかのMMA転向宣言。
一方ヘイニーは「委員会が正しい決断をしてくれて感謝する」とコメントし、SNSでは”喜びのダンス”を投稿した。
また「あんな勝ち方はしたくない、君の出場停止が明けたら、もう一度やり直そう、公平な試合でクリーンに!」と再戦を呼び掛けている。
ガルシアとヘイニーの再戦は、ガルシアの出場停止処分が解けた25年5月に行われる可能性が高いと目されている。
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