2024/07/10（水）UP
（最終更新：2024/07/10 21:16）

王者・大﨑（左）と4位・大森（右）がバチバチ

　8月31日（土）に開催される『RISE 181』（東京・後楽園ホール）のカード発表会見が10日行われ［RISEバンタム級タイトルマッチ（3分5R無制限延長R）］として、大﨑孔稀（OISHI GYM/王者）vs大森隆之介（EX ARES/同級4位）が発表された。
　挑戦者・大森は今年3月に無敗のSB日本スーパーバンタム級王者・山田虎矢太にバックブロー“一撃”失神KO勝利。この大番狂わせが評価され、今回の抜擢となった。
　王者・大﨑は「納得してない」「段階があるんじゃないか」と大森の“飛び級”挑戦にイライラだ。

【フォト＆動画】大森がSB王者・山田虎矢太を鮮烈バックブローKO！失神し担架送りに

　王者・大﨑は昨年12月、バンタム級の絶対王者・鈴木真彦に挑戦し、フルラウンドの激闘の末3-0の判定で悲願の王座獲得。兄・一貴と目標にしていたRISE史上初の兄弟王座に輝いた。前戦5月には、元ラジャ王者ヨーブアデーンを豪快ボディKOに下している。

大﨑は「段階があるんじゃないか」と大森の挑戦に若干イラつく

　挑戦者・大森はフルコンタクト空手出身で、RISEフェザー級王者・門口佳佑の同門。バンタム級では長身の175cmから放つヒザ蹴りでKOを連発している。今年3月、山田虎矢太を相手に大金星KO勝利した。

　会見で王者・大﨑は、4位の大森の挑戦について「納得してるかというと、してない。僕が圧倒的に勝つ」と言い放つ。
　続けて「（大森は）前回の試合は出来過ぎたんじゃないかな。55kgはそんな甘いもんじゃない。僕は積み上げてきたので、その差が出る」とレベルが違うと言う。

　一方、大森は「飛び級マッチだとは思う」と認めながらも「結構自信ある。大﨑君みたいなタイプを倒すには、僕みたいな爆発力あるタイプじゃないと無理」と相性が良いとする。
　また大﨑の“出来過ぎた試合”発言には「お前があの試合出来んの？大﨑選手は削って削ってしか出来ない。うちのジムにもゴリゴリ削ってくる先輩（門口佳佑）がいるんで、フィジカル違うんで余裕かな」と返す。
　そして「前回のようなバックブローを当てる自信はないけど、倒せる自信はあるというと、あるんですよねこれが。KOする夢も見た」と謎の自信を見せる。

大森は不敵に「倒せる自信、あるんですよね、これが」

　これに大﨑は「そんなに僕を意識してるんだ。夢で終わるだろうな」とバッサリ。さらに「さらに“削って削って”と言っても、僕はKO率低くない。半分以上KOしてる。そこは勘違いしてるんじゃない。5Rあるんで倒せる時に倒す」とKO宣言する。
　そして試合後の展望について大﨑は「ここで結果出せば、日本人はいいかな。世界に挑戦する意味で、ONEに挑戦したい。ムエタイでもキックでも両方出来る」と初防衛の後はONEなど世界を狙いたいと語った。

　大森の先輩は、フェザー級王者・門口佳佑だが、大森は「僕と門口君は公民館にミットとスピーカーを持ち込んで、2人しかいない寒い中スタートした。その2人でここまで来れてる。大﨑君にもある兄弟意識のように、僕たちにもそういう絆がある。絶対夢を叶えたい」とフルコンタクト空手時代から支え合ってきた2人で同時王座を戴冠すると熱く意気込んだ。

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