2024/07/18（木）UP
（最終更新：2024/07/18 17:02）

魚井フルスイングは梅野戦の悪夢を払拭するために、今回はMMAで梶本と対戦する

　9月8日（日）に東京・ニューピアホールにて『DEEP TOKYO IMPACT 2024 4th ROUND』が開催される。オープニングファイトを含めて15試合の対戦カードが発表されているが、その中でも注目は、今年6月『RIZIN.47』の梅野源治戦で激闘を繰り広げた魚井フルスイングの参戦だ。

【フォト】魚井フルスイング、梅野戦での疑惑のヒジ打ちダウンの瞬間

　魚井は“フルスイング”のニックネーム通り、左右の豪快フックが武器のMMAファイター。思い切り振り回す豪腕で一時は8連勝・5連続KOを挙げたが、4連敗となり、『RIZIN.47』の梅野源治戦では初のキックルールに挑戦するもダウンを喫して判定負け。ところがヒジ打ちでのダウンに試合後、バッティング疑惑が浮上し、一時期SNSを騒がせたことがあった。

魚井（右）は初のキックルールで梅野（左）と対戦も判定負け

　その魚井は今回、DEEPバンタム級でパラエストラ八王子の梶本保希と対戦する。梶本は、23年3月に行われたJ-MMA ROOKIES CUPフェザー級一回戦で左海清之から判定勝利。5月の準決勝は黒井海成に判定負け、9月は木下カラテの打撃をもらってしまいKO負け、12月にはTATSUMIに敗北し3連敗も、今年5月にフェルナンドを破り再起したばかりだ。

　連敗を脱出したい魚井の打撃のフルスイングと、さらに勢いに乗りたい梶本の意地がぶつかり合うスリリングな対決が見られそうだ。

　さらにDEEPフライ級では、渋谷カズキ（高本道場）と原虎徹（CAVE）のマッチアップが実現した。渋谷は足関節などの極めを得意とするファイターで、15年にパンクラスでプロデビュー。21年2月にフライ級暫定王座戦に挑戦し藤田大和と対決するもTKO負け。9月には越智晴雄に判定負けも、22年12月に松丸息吹から勝利。24年4月には島袋チカラから判定勝ちを収めている。

　対する原は、22年のDEEPフライ級で伊藤裕樹を苦しめるも判定負け。12月は小川徹にパンチ連打でTKO勝利したが、23年4月は杉山廣平に一本負け。12月に三ツ塚勇介を判定で下すも、今年3月のDouble G FC 16のDouble G FCフライ級王座決定戦でチェ・ソングクにスプリット判定負けを喫し、今回巻き返しを狙っている。激戦区のフライ級で、どちらが勝つのか注目が集まる。

　他にも、DEEPフライ級5分2Rのマサト・ナカムラ（レンジャージム）vs濱口奏琉（パラエストラ和泉）、DEEPフェザー級5分2Rでファイティングネクサス3戦3勝の水野新太が神龍誠の弟子・石塚一（神龍ワールドジム）との対戦や、51歳ベテランの滝田J太郎、俳優・渡邉龍太郎の試合も組まれるなど、バラエティに富んだ大会となっている。

【決定対戦カード】

▼DEEP バンタム級 5 分 3R
魚井フルスイング（和術慧舟會 HEARTS）
vs
梶本保希（パラエストラ八王子）

▼DEEP フライ級 5 分 3R
渋谷カズキ（高本道場）
vs
原虎徹（CAVE）

▼DEEPフライ級 5 分 2R
マサト・ナカムラ（レンジャージム）
vs
濱口奏琉（パラエストラ和泉）

▼DEEP フライ級 5 分 2R
松岡疾人（NEX SPORTS）
vs
安永吏成（フリー）

▼DEEPフェザー級 5 分 2R
水野新太（フリー）
vs
石塚一（神龍ワールドジム）

▼DEEP フライ級 5 分 2R
加藤瑠偉（フリー）
vs
渡邉龍太郎（SONIC SQUAD）

▼DEEP バンタム級 5 分 2R
岩見凌（KIBA マーシャルアーツ）
vs
湯浅帝蓮（FIGHTER FLOW）

▼DEEP バンタム級 5 分 2R
山口コウタ（パラエストラ八王子）
vs
フェルナンド（JAPAN TOP TEAM）

▼DEEPフェザー級 5 分 2R
アシルベック（フリー）
vs
田中雄大（リバーサルジム新宿 ME,WE）

▼DEEP 68kg 以下 5 分 2R
滝田 J 太郎（KINGCRAFT）
vs
宮本誠一（KATANA GYM）

▼DEEP フライ級 5 分 2R
武利侑都（KRAZY BEE）
vs
濱口麗地（K-Clann）