2024/09/28（土）UP
（最終更新：2024/09/28 14:49）

王者の金子晃大が計量をパスした

　9月29日（日）東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される格闘技イベント『K-1 WORLD MAX 2024』の前日計量が28日、都内にて行われた。
　-55kg世界最強トーナメントの準決勝で対戦する、金子晃大（K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM）と璃明武（K-1ジム総本部チームペガサス）が共に55kg、もう1つの準決勝でぶつかる玖村将史（K-1ジム五反田チームキングス）と大久保琉唯（K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER）もリミットの55kgで計量パス。スーパー・バンタム級(-55kg)王者の金子はその後の会見で「ファンの人達の為にも、今まで以上に仕上げていくことが僕のやること。しっかり仕上げました」と語った。

【フォト】金子がマッスルポーズ！璃明武、玖村、大久保の計量も

　同トーナメントは今年7月に一回戦が実施され、勝ち上がった4名による準決勝・決勝が明日の大会で行われる。

　金子は22年2月にK-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメントで黒田勇斗、璃明武、決勝で玖村将史を破りK-1王座戴冠。さらに23年9月に玖村将史との3度目の対戦で判定勝ちを収め、王座防衛に成功した。今回のトーナメント一回戦ではカン・メンホンを衝撃KOで下して準決勝進出を決めている、優勝候補大本命だ。

　対する璃明武は21年にKrushスーパー・バンタム級王座を戴冠。22年に金子にKO負けを喫しているが、その後はKrushの王座を2度防衛。今回の一回戦ではアンジェロス・マルティノスに延長KO勝利で勝ち上がってきた。

　会見で璃明武は、「明日に向けて良い準備をしてきたので、結果を出したいと思います」とコメント。

　金子は「まず色々と騒がしてるみたいで、関係者の皆さんとかファンの皆さんとかに本当申し訳ないと思うんですけど、ファンや格闘技を裏切ったようなことはしてない。明日はそれを見せたいと思ってます。（試合を）見たいと思ってるファンの人たちの為にも今まで以上に仕上げていくことが僕のやることだと思っていたので、しっかり仕上げました」と一部で報じられていた件に触れ、ファンの為にも今まで以上に仕上げたと語った。

　玖村は昨年3月にRISE・鈴木真彦から勝利。9月は金子の持つK-1スーパー・バンタム級王座への挑戦するも、延長で判定負け。今年3月にルカ・チェケッティから判定勝ち。今回の一回戦では、アントニオ・オルデンに左フック一撃のKOを見せた。

　対する大久保は昨年9月の初代Krushフライ級王座決定トーナメントを制し、プロ4戦目にして王座戴冠。23年からバンタム級に階級を上げ、今年3月は壬生狼一輝に判定勝利。トーナメントでは一回戦で中国のジャオ・ジェンドンを撃破した。決勝は金子vs玖村になるだろうという大方の予想を覆すことはできるか。

　会見で大久保は「明日に向けてしっかり準備してきました。前回の試合から死ぬほど練習してきて、やっと玖村選手と戦えるのが楽しみです。（相手と）向き合った印象は良い目もしてましたし、自分自身過去一気合い入ってるので楽しみです」と話し、玖村は「明日僕が優勝しないといけないと思ってるので、絶対優勝します」と優勝を誓った。

　果たして明日のトーナメントを制して、世界最強の座を掴むのは誰だ。

＜計量結果＞
▼第8試合　K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R・延長1R
池田幸司（ReBORN経堂）→55kg
vs
永坂吏羅（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）→54.9kg

▼第9試合　K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・準決勝(1)/ 3分3R・延長1R
金子晃大（K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM）→55kg
vs
璃明武（K-1ジム総本部チームペガサス）→55kg

▼第10試合　K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・準決勝(2)/ 3分3R・延長1R
玖村将史（K-1ジム五反田チームキングス）→55kg
vs
大久保琉唯（K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER）→55kg

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