2024/10/07（月）UP
（最終更新：2024/10/07 22:36）

ケラモフと摩嶋一整が激突

　11月17日（日）ポートメッセなごやにて開催される『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』の追加対戦カード発表会見が、21日に行われた。

　今大会への参戦が発表されていたヴガール・ケラモフ（アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB）は66.0kg契約で摩嶋一整（毛利道場）と、イゴール・タナベ（ブラジル/セラヴィー）は93.0kg契約でマルコス・ヨシオ・ソウザ（ブラジル/ボンサイ柔術）と対戦決定。

　さらに、柴田“MONKEY”有哉（Team KIZUNA）vsヒロヤ（JAPAN TOP TEAM）、スダリオ剛（HI ROLLERS ENTERTAINMENT / PUREBRED）vs加藤久輝（ALIVE）、白川ダーク陸斗（JAPAN TOP TEAM）vsマゲラム・ガサンザデ（アゼルバイジャン/Team Alpha Male）、ビクター・コレスニック（ロシア/Tiger Muay Thai/Kuznya）vs武田光司（フリー）など計14試合の追加対戦カードが発表された。

　他にも、としぞうが初参戦することが決定。対戦相手やルールは後日発表となる。

＜決定対戦カード＞

▼RIZIN MMAルール：5分 3R（66.0kg）
ヴガール・ケラモフ（アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB）
vs
摩嶋一整（毛利道場）

　ケラモフは23年7月朝倉未来に一本勝ちし、フェザー級王座を戴冠。しかし11月、自国開催の大会では、鈴木千裕に1R KO負けし陥落した。
　その後、母国内でのトラブルで拘留され戦線離脱していたが、かかっていた嫌疑も晴れ、1年ぶりの参戦となる。

　対する摩嶋は、22戦17勝中14勝が一本勝ちの寝業師。20年8月にRIZIN参戦するとクレベル・コイケら強敵に3連敗するが、その後2連勝。前戦は今年7月『超RIZIN.3』で、新居すぐるに一本勝ち。

　強烈なフィジカルを持つグラウンド強者同士の対決となる。

▼RIZIN MMAルール：5分 3R（93.0kg）
イゴール・タナベ（ブラジル/セラヴィー）
vs
マルコス・ヨシオ・ソウザ（ブラジル/ボンサイ柔術）

　タナベは柔術世界大会で優勝や、全日本2連覇達成した、極めのスペシャリスト。RIZIN参戦すると3連続１R一本勝利で、強さを見せつけた。
　今年3月のストラッサー起一戦で大幅体重超過し、階級転向を宣言していた。

　対するマルコスは、ライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザの兄。こちらも歴戦の柔術家だが、RIZINの舞台では1勝2敗。しかし負けはいずれも打撃でのKOであり、今回はMMAでの柔術家対決、どのような試合になるか。

▼RIZIN MMAルール：5分3R（57.0kg）
伊藤裕樹（ネックス）
vs
イ・ジョンヒョン（韓国/TEAM AOM）

　今大会では”堀口恭司包囲網”として、フライ級（57.0kg）の注目マッチが4つ組まれている。

　伊藤vsジョンヒョンは日韓ストライカー対決であり、伊藤は現在3連勝中。対するジョンヒョンは、デビュー8連勝の経験を持つも、今年2月のRIZINで、神龍誠に一本負けした。

▼RIZIN MMAルール：5分 3R（57.0kg）
柴田“MONKEY”有哉（Team KIZUNA）
vs
ヒロヤ（JAPAN TOP TEAM）

　”堀口恭司包囲網”フライ級（57.0kg）の注目マッチ2試合目は柴田vsヒロヤ。

　柴田はDEEPでフライ級とストロー級において、3度の王座戦を経験するも一歩及ばず。今年3月は山本アーセンを膝十字で下し、3連続一本勝ち中だ。
　対するヒロヤは朝倉未来の弟子で、昨年大晦日には修斗2階級王者・新井丈をKOする大金星。しかし今年7月には所英男にKO負けし再起戦となる。

▼RIZIN MMAルール：5分 3R（57.0kg）
村元友太郎（ALIVE）
vs
トニー・ララミー（カナダ/Maximum training centre）

　”堀口恭司包囲網”フライ級（57.0kg）の注目マッチ3試合目は村元vsララミー。

　村本はRIZINでは2勝3敗、DEEPでも平行して活躍するクランブルに強いトータルファイター。
　対するララミーはレスリング、キックボクシングでアマ王座を獲ると、プロではハワイのMMA団体PFCフライ級王座の他、BTC同級王座も持つ。現在8連勝中で、うち6勝はKOというストライカーだ。

▼RIZIN MMAルール：5分 3R（57.0kg）
北方大地（パンクラス大阪稲垣組）
vs
アリベク・ガジャマトフ（ダゲスタン共和国/KHK DAGESTAN）

　”堀口恭司包囲網”フライ級（57.0kg）の注目マッチ4試合目は北方vsガジャマトフ。

　北方は元パンクラスストロー級王者。22年7月に陥落し、昨年4月にはRIZINで神龍誠に一本負けと、苦しい2連敗中。
　対するガジャマトフは散打やカンフーでロシア王者となり、特殊部隊用MMAハンド・トゥ・ハンド・コンバットでも地方王者に。MMAでも4戦全勝で、全てフィニッシュしている。

▼RIZIN MMAルール：5分 3R（61.0kg）
アラン“ヒロ”ヤマニハ（ブラジル/ボンサイ柔術）
vs
山本聖悟（フリー）

　ヤマニハはRIZINで、21年9月の朝倉海との激闘を始めとして活躍。しかし今年5月の『格闘代理戦争』で朝倉未来推薦の秋元強真にKO負けし、再起を計る。
　対する山本は、一時はRIZINやDEEPで6連敗も、現在は韓国BLACK COMBATで3連勝中だ。
　強烈な打撃を持つ者同士の対決となる。

▼RIZIN MMAルール：5分 3R（120.0kg）
スダリオ剛（HI ROLLERS ENTERTAINMENT / PUREBRED）
vs
加藤久輝（ALIVE）

　スダリオはRIZINヘビー級の期待を背負うも、23年大晦日、極真王者の上田幹雄にTKO負け。今年6月にはBREAKING DOWNで安保瑠輝也とのキックボクシングルールで、延長判定負けを喫している。

　対する加藤は、大道塾で全日本大会・重量級を5連覇。プロではHEATミドル級王座を獲得すると、Bellatorでも活躍した。近年はK-1で活躍していたが、22年12月に引退を表明。今回はMMAへ電撃復帰となる。

▼RIZIN MMAルール：5分 3R（66.0kg）
ビクター・コレスニック（ロシア/Tiger Muay Thai/Kuznya）
vs
武田光司（フリー）

　コレスニックは海外MMA団体で2本のフェザー級ベルトを獲得。RIZINでは昨年5月に参戦すると岸本篤史、高木凌、中原由貴と日本人トップファイターたちに3連勝している。
　
　武田はレスリングで華々しい戦績を残し、DEEPライト級王者に。RIZINでは連勝するも、グスタボ、ムサエフら強豪外国人に3連敗を喫し、フェザー級に転向。今年3月に萩原恭平に完封勝ちするも、6月無敗のシェイドラエフに一本負けした。

▼RIZIN MMAルール：5分 3R（61.0kg）
白川ダーク陸斗（JAPAN TOP TEAM）
vs
マゲラム・ガサンザデ（アゼルバイジャン/Team Alpha Male）