なんと73歳と13歳がキックボクシングで対決!「60歳差」にダウン喫すも反撃へ=ビッグバン
キックボクシング団体の『Bigbang(ビッグバン)』の第68回アマチュア大会が、10月27日(日)、神奈川県にある谷山ジムにて開催された。この大会では、なんと60歳差となる福井賢次(73歳)が中学生の笹生大斗(13歳)がキックボクシングルールで対戦するという珍事が起こった。試合は13歳の笹生の猛攻にダウンを喫するも、福井は果敢に反撃する猛攻を見せた。
BigbangオフィシャルYouTubeチャンネルは、昨日30日に第68回アマチュア大会の模様を配信。同動画ではBigBangを運営する谷山ジムの谷山俊樹次期会長が、「今回のアマチュア大会は谷山ジムの秘密兵器、73歳の福井賢次さんが出場します」と見どころをコメントした。
最年長73歳の福井は1年に1回のペースで試合に出場して、これまで2KO負けの成績。ちなみにBigBangアマチュアルールは、大きいグローブを使用、ヘッドギア、足に防具を装着の上、1分30秒の2ラウンド制を採用し安全性が考慮されている。福井のKO負けは、谷山次期会長がタオルを投入しての敗北ということだ。
前回の試合は福井が71歳で相手も同じくらいの年齢だったが、あまり同じ年代の選手がいないということで、今回は60kgの体重に合わせ13歳の中学生の笹生大斗が選ばれた。
試合が始まると、13歳の笹生が積極的にパンチで攻撃。これを福井が首相撲でコントロールするうまさで対抗。さらに突進する笹生のパンチを被弾してしまう福井は、防戦一方も前へ出るガッツを見せた。そしてスタンディングダウンを喫した福井は、ラウンド終了のゴングに救われることに。
2ラウンドに入るとミドルキックからのパンチ連打を受けて劣勢の福井。それでも首相撲からのヒザ蹴りの反撃を見せる場面も作り、判定へ。ダウンを奪っている13歳笹生が3-0で勝利。福井の健闘も光る熱い試合となった。
大会終了後、敢闘賞を受賞した福井は「また負けちゃった」と笑顔を見せた。2年半前からキックを始めたそうで「楽しいから」続けていると語った。次の目標は「勝利」と笑う福井は、73歳とは思えない若々しさ見せた。
谷山次期会長は「毎日練習に来ていて、着実に進化している」と福井の努力を評価。次の出場はおそらく来年になるだろうが、悲願の1勝を達成するまでは戦い続けることだろう。
▶次ページは、【フォト&動画】13歳のパンチが73歳に炸裂する瞬間!
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