【計量】タイソンのビンタにジェイクの顔が歪む!乱闘寸前の大騒ぎで場内騒然
58歳のマイク・タイソンと27歳のジェイク・ポールは現地時間15日(日本時間16日)開催のプロボクシング ヘビー級2分8回戦へ向けて前日計量を行った。正式な計量の後に現地時間14日の朝、公式計量を済ませた2人は、ファンや報道陣が見守る公開計量に挑んだ。現役時代を彷彿させるムキムキボディで228.4ポンド(103kg)、ジェイクは現役選手らしく絞った身体で227.2ポンド(103.6kg)で計量を終えた。
計量後のフェイスオフではタイソンがいきなりビンタを一発かますとステージは大混乱、両陣営が入り乱れ乱闘寸前に! タイソンとジェイクは引き離された。
引き離された後。ジェイクは座禅のポーズをとり落ち着いている様子を見せたが、マイクを向けられると、激怒しタイソンを「クソビッチ!」などと罵倒。荒れた公開計量となった。
20年ぶりに現役復帰のタイソン。1990年にジェームス・ダグラスに敗れるまで無敗の最強ボクサーとしてWBC、WBA、IBFでヘビー級王座を防衛し続けた。その後も2005年まで現役を続け、プロボクシング戦績58戦50勝44KO6敗2無効試合で引退した。
しかし2020年、54歳にして52歳のロイ・ジョーンズ・ジュニアと対戦。エキシビションで1-1の判定でドローでやや消化不良な内容だったが、今回はそのとき以上の身体の仕上がりだ。
一方のジェイク・ポールは大人気Youtuberだが、2018年にアマチュアボクシングでデビューした後、プロ転向。過去にはBellator、ONE、UFCで活躍したベン・アスクレンや、元UFCウェルター級王者タイロン・ウッドリーにKO勝利、元UFCミドル級王者アンデウソン・シウバにも判定勝ちを収めた。2023年には世界ヘビー級統一王者タイソン・フューリーの異母兄でもあるトミー・フューリーに判定で初黒星を喫するも、その後もUFCで活躍したネイト・ディアスらも下しプロボクシング戦績10勝1敗と強さを見せる。
12日の公開練習でタイソンは「試合を受けた時は、自分は何を考えているんだと思った。けど今は絶好調、自分は思っていたよりタフだった。ラウンド数もこなしている。本気で打ってくる若い奴ら、30代や20代のスパーリング相手とも戦っている。最初はきつかったけど、今はしっかり出来ているんだ」と落ち着いた様子で語った。
対するジェイクはインタビューでは「金曜はマイクにとって短い夜になるだろう、俺は彼をKOする」とコメントした。
元世界最強ボクサーとペイパービューで圧倒的な売上を上げる人気YouTuberのプロボクシングマッチ。2分8ラウンド14オンスグローブというルールになるが果たしてどのような展開になるか。
予想は両者とも早期決着の意見が目立つ。特にタイソンは年齢から長いラウンドは持たないのではという考えもあるようだ。しかし絶好調アピールのタイソン。現在10勝1敗のジェイクにどこまで見せてくれるか期待だ。
【選手データ】
マイク・タイソン(58)
身長178cm、リーチ180cm 右ボクサーファイター。
プロ戦績50勝(44KO)6敗 KO率88%
元WBA・WBC・IBF世界ヘビー級統一王者
VS
ジェイク・ポール(27)
身長185cm、リーチ193cm 右ボクサーファイター。
プロ戦績10勝(7KO)1敗 KO率70%
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