【RIZIN】“衝撃秒殺KO”のケラモフ、狙うは王座返り咲き「鈴木とクレベルの勝者と戦いたい」
11月17日(日)愛知・ポートメッセなごや 第1展示館で開催された格闘技イベント『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』のフェザー級マッチで、摩嶋一整(毛利道場)に秒殺KO勝利したヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)が試合後インタビューに応じた。
今後の目標はベルトを奪い返すことだと話し、大晦日に行われる王者・鈴木千裕とクレベル・コイケの勝者との試合を熱望した。
ケラモフは23年7月、朝倉未来に一本勝ちしてフェザー級王座を戴冠。しかし11月、自国開催の大会で鈴木千裕に1R KO負けを喫し陥落した。その後、母国内でのトラブルで拘留され戦線離脱していたが、かかっていた嫌疑も晴れ、今回は1年ぶりの復帰戦となった。
試合は1R、ケラモフの右フックが摩嶋のアゴをとらえてダウンさせると、ケラモフは鉄槌とヒジ打ちで追撃。摩嶋は逃れることができず、レフェリーストップ。28秒での秒殺KO勝利を見せた。
試合を終えたケラモフは「とても気分が良いです。私自身、そして家族のためにも必ず勝つと誓ってきましたので、それが叶って大変幸せな気持ちです」と安堵の表情。
フィニッシュのパンチは作戦通りだったのかと問われ、「現在、肉体的な身体作りが最高にできていると感じています。最後はグラウンドでのパウンドになったんですけど、もし彼が立ち上がれば、ああいう展開にならなかったと思うが、あそこでフィニッシュを決めることができた」とコンディション作り含め非常に上手くいっている様子。
今後の展望に関しては「ハッキリ申し上げます。私の目標は1つ、もう一度ベルトを奪い返すことです。大晦日に鈴木選手とクレベル選手が戦うと聞いています。この勝者と必ずや戦いたいと思ってます」と王座返り咲きを狙う。
勝利マイクでは鈴木との再戦をアピールしていたが、リベンジと王座奪還はどちらに比重を置いてるのかとの質問には、「鈴木選手にはベルトを取られてますので、やはり彼からベルトを取り返したい気持ちが非常に強いです。そのために(勝利マイクで)そう言ったんですけど、ベルトを(今後)誰が取るかはまだ分かりませんよね。なので取った相手と対戦するという意味で、鈴木選手及びクレベル選手と戦いたいともう一度宣言します」と説明した。
大晦日のフェザー級タイトルマッチに加え、本日発表された久保優太vsラジャブアリ・シェイドゥラエフ。さらに秒殺KOで衝撃を与えたケラモフと、最激戦区のフェザー級が今後どのように動いていくのかますます楽しみとなった。
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