「千葉発世界へ」GLORY RISEトーナメントへ挑む白鳥大珠に植草歩がエール
—それでは少し話題を変えますが、冒頭でも少し話した通り今回のキーワードの1つとして『千葉県から世界へ』と言う話になります。植草さんはずっと千葉県で生まれ育って、千葉県を誇りに思っていると思いますが、幕張には何か思い出はありますか?
植草 免許を取ったことですね(笑)。幕張の教習所で取りました。あとは幕張メッセで1回試合しました。
—千葉県で生まれ育ったという事は、子供の時のおやつは落花生だんですよね。
植草 そうです。田舎な感じの茹で落花生かとうもろこしです。でも白鳥選手の地元も田舎の方ですよね?
白鳥 一応東京なんですけど多摩地区の方なんで田舎ですね。
植草 私帝京大学だったので近かったんですけど、何もないですよね。居酒屋しかないみたいな(笑)。
白鳥 そうですね(笑)。
植草 落花生を食べて生きてきたんですけど、国内の大会の時は千葉代表として出場するので、千葉のワッペンを付けて出るっていう時はいつも「千葉で1番になりたい」とか「千葉って空手強いんだ」って思ってもらいたいって気持ちでずっと競技をしていました。
—白鳥選手の所属先のTEAM TEPPENはちょうど千葉県にありますよね。ジムまで通って長いと思いますが、千葉県は良いところですか?
白鳥 ジムに所属するまでほとんど千葉に行くことがなかったんですけど、22歳の時に松戸のジムの近くに引っ越して3,4年くらい住んでいました。
植草 都会でもあり田舎でもあってちょうど良いですよね。
白鳥 ちょうど良いですね。街に出ても変にストレスになることがないですし。東京で街に出ると、人混みが嫌いなので結構ストレスになるんですよ。なので松戸や柏は田舎過ぎず都会過ぎずで良いところですね。
植草 松戸はちょっと治安が悪いイメージがあるんですけど。柏の方が治安は良いかな(笑)。
—柏は駅前がすごい栄えていますよね。
植草 栄えていますね。あまり行かないんですけど。自分もずっと東京に住んでいて、オリンピックが終わってから千葉に戻ってきたんですけど、わざと田舎を選んだんですね。最初は住む場所を葛西とかの東京との境目に住もうかなと思ったんですけど、心が落ち着くような場所を選ぼうと思って。あ、ルーティーンとかありますか?自分は毎回親のお墓に行くのと、お参りするのがすごく大事だなと思ってやっているんですけど、それ以外は時間に常に追われてやっていたので、お寺に行った時の「はーっ」って落ち着いた時に、東京ダメだなと思って千葉の方に行ったんですよ。
白鳥 元々東郷神社に行ったりとかもしていたんですけど、結果を見た時に「あまり必要ないかな」って思った時があって、そこからは変にルーティーンを作らずにいます。
植草 できなかった時が不安になりますよね。
白鳥 そうです。できなかった時もあったので、今はルーティーンを作らずにやっています。
—お2人の共通点を探したら、モデルをやっているという事がありますよね。
植草 モノが違うから~。彼がやっているのはちゃんとした本物じゃないですか。
—でも世間的にニーズがあるという部分でやはりお互いプロフェッショナルだと思います。
植草 ありがとうございます。
—プラスサイズモデルの写真を見て、白鳥大珠の世界観とは全く違う世界だと思うのですがどうでしたか?
白鳥 それがすごく良いですよね。自分が普通に立ったモデルより、人の目を引く気がしますし。植草さんのを見て“プラスサイズモデル”というのを初めて知りました。
植草 自分も競技を引退するまで知らなくて、「こんな世界観があるんだ」っていうのを知ったし、ご時世的にも良いのかなみたいな。
—プラスサイズモデルを始めたことで、世界観はさらに広がったんですよね。
植草 「自分ってスポーツで生きてきたんだな」って改めて分かったし、今まではなかったような関わりも増えました。SNSの投稿もみんなで楽しそうに撮ったものはあったけど、恥ずかしくてできなかった“ちゃんとキメた写真を載せる”っていうことをしなければいけないとか。自分の日常を切り取ることもそうなんですけど、もっと肌を気をつけるとかそういったことをしなければいけない事が増えてきて、「これがモデルの世界なんだ」って実感するようになりました。髪の毛や化粧を気をつけるとか、選手のうちにも“気をつけていたこと”がまた違う“気をつける”になりました。
—白鳥選手はプロキックボクサーとは別に、プロのモデルとして気をつけている部分はありますか?
白鳥 気をつけている部分はあまりないんですよね。特別何かをやる事はないですけど、最近は美容サロンに行ったりはしています。
植草 でも格闘家の方ってみんな脱毛しているし眉毛アートもしているし歯も綺麗だし、みんな綺麗なイメージがあります。
白鳥 自分は脱毛はしましたね。僕が脱毛した理由は、毛がボーボーってわけではなかったんですけど京都から移籍してきた後輩が、「大珠さんて意外とすね毛とか生えているんですね。ツルツルかと思ってました」って言われて。「え、そう?別に普通じゃない?」って言ったんですけど、試合の写真とかを見返したら「確かにな…」って思ったんですよ。だから周りってそうやって見ている人がいるんだって実感してから脱毛を始めました(笑)。
植草 どうしてもプロの格闘家って肌が出ちゃう競技じゃないですか。自分たちは道着を着ているから肌は出ないけど、それでも女性は脱毛をするじゃないですか。でも男の子たちも最近の子たちはしますよね。
白鳥 多いですね。
植草 ラグビーをやっている人とかは、テーピングをする時にしんどいから脱毛するっていう理由はあるんですけど、自分の生徒の男の子たちも剃っていて、短パンになった時に「めっちゃ足綺麗じゃん」って思わず言ってしまいました(笑)。今の子たちってそういうの気にしているんですかね。腕とかも剃っていて、男のが剃るなんて自分の時代では考えられなかったです。髪の毛の色とかもそうですけど、今のスポーツ選手はみんな美容意識が高い感じがします。
—その辺りは異性の目や視線は意識されますか?
白鳥 「肌綺麗だな」っていうのは言われるので、そういうのは意識しますね。女性って肌とか髪に敏感じゃないですか。だからより年齢が上がると共に気にするようになりました。もちろん人前に出る競技なので、より自分を綺麗に見せれるようにしたいなと思っています。
植草 競技的にもファンありきですもんね。
白鳥 この間も、風みたいなものを顔に当てて、そうすると肌がツルツルになるっていうのを初めてやりました。
植草 なにそれ。なんて名前のやつですか?
白鳥 『ミコステラ』って言うんですけど、リフトアップみたいなやつですね。
植草 気になる。あとで教えてください(笑)。
—植草さんもモデルをやられていると、当然異性の目というのは気にしますよね?
植草 そうですね。でも自分は女性に好かれたいです。自分のSNSって8割が男性なんですよ。10万人くらいフォロワーがいて8万人が男性なんです。今後もっと広げていきたいと思った中で、SNSをアマチュア競技なんで頑張っていたんですけど、世界チャンピオンになった時にフォロワーが1万人しかいなくて。それで前マネージャーと話し合って“SNSをもっと増やそう”ってなった時に、投稿が朝昼夜が良いって言われているので、それを全部投稿の内容を変えることになったんですよ。朝は「おはよう。行ってくるね」みたいな感じで。お昼はその時やった筋トレをあげる。夜は空手をあげる。みたいな感じで毎日続けたんですよ。それでフォロワーが5万人、6万人ってどんどん増えていった中で、『植草さん=筋トレの人』になったんですね。そしたらボディビルダーとかクロスフィッターとかがフォローしてくれるようになって、それプラス格闘技ファンってなったから、結果どうしても男性が多いんですね。でもそれでフォロワーが増えて、そこの中で「自分は好き」と思ってくれるファン層はもう取ったなと思ったので、次は女性に好かれるようになっていきたいなと思っています。
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