2025/02/22（土）UP
（最終更新：2025/02/22 17:40）

中谷潤人（右）とダビド・クエジャル

　2月24日、有明アリーナで行われる「Prime Video Boxing 11」の公式記者会見が都内で開かれ、メインイベント［WBC世界バンタム級タイトルマッチ］で防衛戦を務める王者の中谷潤人（27=M.T）と挑戦者のダビド・クエジャル（23＝メキシコ）が出席、今大会で3度目の防衛戦となる中谷は、バンタム級統一戦への意欲も見せた。会見後のフェイスオフでは睨み合いも展開した。

【フォト＆動画】中谷がクエジャルと睨み合い！クエジャルのKO動画も

　中谷は「体調も万全で、体重もあと数100g落とす段階に入っているので調整もすごく順調に行っています」と順調な様子。本日初対面となった相手のクエジャルについては「身長が僕より少し高いかなという印象」とするも「ここに向けて作り上げてきたので、24日を迎えるのがすごく楽しみです」と意気込んだ。

会見で話す中谷潤人

　対するクエジャルは、中谷について「リングの上で良い試合が見せられるという印象を持ちました」と語った。
　さらに「ダビド・クエジャルらしい試合をしたいと思います。メキシカンボクサーらしく、たくさんのパンチ数を（繰り出したい）。」とアグレッシブな戦いを期待させ、「そして、私はメキシコを代表して戦い、タイトルを持って帰ります」と王座奪取を誓う。

　また、クエジャルのチーフトレーナーであるレイノソ氏は「普通の選手なら10回、20回とタイトルに挑戦してようやく世界チャンピオンになるところ、彼はこの1試合で世界チャンピオンになると確信しています。このタイトルは必ず（彼なら）メキシコに持っていけると思います」と勝利を確信していた。

ダビド・クエジャルが会見で語る

　中谷は10月14日に行われた『Prime Video Boxing 10』WBA世界バンタム級タイトルマッチにて、同級1位のペッチ・ソー・チットパッタナ（タイ）に強烈な左で6R 2分59秒KO勝利。2度目の王座防衛に成功した。

　対戦相手のダビド・クエジャルはメキシコのボクサーで、現在ボクシング戦績28戦28勝18KOの23歳。前戦は昨年5月にホセ・ベラスケス（アルゼンチン）に10R判定勝ち。一昨年10月には元WBA世界フライ級・元WBA世界スーパーフライ級の二階級制覇王者ルイス・コンセプション（パナマ）へ8R TKO勝ちを収めている。

　今大会ではバンタム級の試合が中谷vsクエジャル戦の他に、那須川天心vsモロニ―、堤聖也vs比嘉大吾と合わせて3試合組まれている。現在3連続KO勝利中の中谷は「統一戦をしたい気持ちはありますけど、まずはクエジェル選手を24日しっかり倒して、また評価してもらえたらなという気持ちです」と、バンタム級での統一戦への意欲も語った。今回もKO記録を更新し、統一戦実現へ繋げることができるか。

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