【ボクシング】井上尚弥の対戦相手カルデナスの強さはどこか？過去に”アゴ破壊”TKO勝利も

2025/03/14（金）UP
（最終更新：2025/03/14 18:31）

　5月4日（日本時間5日）、米ラスベガスのTモバイル・アリーナにて、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（31＝大橋）がWBA同級2位ラモン・カルデナス（29＝米国）と対戦することが正式発表されたが、カルデナスはどの様なボクサーか。

【フォト＆動画】カルデナスが強打でアゴ破壊！相手は骨折、口を閉じられず

　井上は29勝（26KO）無敗、2階級の4団体統一を果たし現在10連続KO中。そして今回は21年6月にマイケル・ダスマリナスをKOして以来、約4年ぶりの米国での試合となる。

　最大収容2万人と言われる人気アリーナで井上の相手となるカルデナスは、米テキサス州サンアントニオ出身の29歳。身長165cmのオーソドックスでプロ戦績は26勝（14KO）1敗だ。

　前戦では今年2月にブライアン・アコスタに判定勝ちしているが、それまでは5連続KO勝利のハードパンチャーで、昨年2月にはWBC中央アメリカスーパーバンタム級王座、4月にはWBA北米大陸スーパーバンタム級王座をそれぞれKO勝利で獲得している。

　カルデナスの特筆すべき点は何と言ってもそのハードパンチだ。昨年2月のWBC中央アメリカスーパーバンタム級王座決定戦では、相手のイスラエル・ロドリゲス・ピカソのアゴを骨折させ、6回棄権によるTKO勝ちを収め王座獲得に成功した。ピカソはカルデナスのハードヒットをもらい続け顎が骨折、顎を閉じることができず、口の中は流血で真っ赤だった。

　カルデナスは井上との対戦が持ち上がってから、数日前に米専門メディアで「井上尚弥が最強だと思わない、倒して人生を変える」と強気に発言。世界戦は初めてで、世界的なトップ選手との対戦はない。井上優勢ではあるが、大番狂わせをすることができるか。

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