ミドルキックで失神の謎、その前に一発？公式結果に賛否「疑惑のKO」の声も＝ONE
ミドルキックで異例の失神 (ONEのフェイスブックより)
4月11日（現地時間）タイ・バンコクで開催された『ONE Friday Fights 104』の［ONEムエタイ女子ストロー級］では、アマキック世界王者ステラ・ヘメッツバーガー（26=オーストリア）が1R、右ミドルキックを直撃させた後、相手が失神。KO決着となった。
通常、ミドルキックではお腹を抑えうなるように倒れ、意識を失うことはない。ONE公式Xは「キックKO」としているが、ネットでは「なぜミドルキックで失神した」「その前の左ストレートが効いていた」さらには何と”自分の肩”に当たり倒れたなど様々な憶測を呼んでいる。
【フォト・動画】ミドルキックで失神！その前にどこかが当たった？
ヘメッツバーガーは23年WAKO世界選手権-60kg（K-1ルール）で金メダルなど、欧州で華々しいアマキック、アマムエタイの戦績を上げたエリート。
戦績は8勝（3KO）2敗で、昨年10月から参戦したONEではこの勝利で3連勝とした。
相手はヴァネッサ・ロマノフスキー（20=ポーランド／スウェーデン）で、こちらもジュニア時代に世界王座を二度獲っている。ONEには今回が初参戦。
このミドルの直後に失神！確かに自身の肩が当たっているように見える＠onechampionship
試合は序盤からパンチ、ミドルの打ち合い。 1R中盤、パンチの打ち合いの中、ヘメッツバーガーの左ストレート、左フックがかすった後に、相手の脇腹上に右ミドルキックをクリーンヒット！
これで相手がグラリと後ろに倒れ、失神していた様子からレフェリーが1R 1分44秒ストップした。
ONE日本の公式は「鮮烈キックKO」とキックでのKOと表記。ONE公式には「ノックアウト」としか書かれていないが、戦績サイトTapologyには「ボディへのキック」Wikiには「ハイキック」と表記されている。
しかしこのKOシーンに、ネットや各SNSで疑問が続出。コメントには「脇の下に当たっているように見えたが、私は何かを見逃しているのか？」「遅延KOだ、その前の左ストレートが効いていた」と議論の山に。
「蹴りが脇の下にヒットし、肩が押し上げられアゴに当たっている」の考察もある。
また「今まで見た中で最も疑わしいKOだ」と演技を疑う声もあるが、映像で見る失神ぶりが演技とは思えないがどうか。
敗れたロマノフスキーはKOされた打撃に関してSNSでも言及していない。
この勝利でヘメッツバーガーは、ONE本戦に10万ドルで契約。ストロー級ムエタイに新たな強豪が台頭した。
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