2025/04/17（木）UP
（最終更新：2025/05/10 22:27）

角田夏実が男子高校生を相手に凄技を披露した

　パリ五輪・柔道女子48kg級で金メダルを獲得した角田夏実が、昨日16日、自身のYouTubeチャンネルで高校柔道部男子4名と勝ち抜き戦の試合を行い、全員から次々と一本勝ちを奪う強さを見せた。この圧倒的な強さにユーザーから驚きの声があがっている。

【フォト＆動画】角田がなんと男子4人に一本勝ち！ビキニでマッチョな筋肉も

　角田が男子生徒4名と勝ち抜き戦の試合をすることになった経緯は、元柔道日本代表で人気ユーチューバーのドンマイ川端のYouTubeチャンネルで今月5日、鹿児島の県立隼人工業高校の柔道を鍛えるために企画されたことが発端となっている。同校は男子部員4名しかいない弱小柔道部で、ドンマイは角田と対戦することでレベルを上げるというのが狙いだった。

角田夏実は、高校男子柔道部4名から一本勝ちの凄技を披露（『角田夏実の部屋』）

　だが、5日配信のドンマイの動画では男子高校生4名が角田の巴投げや大外刈りなどで一本勝ちを奪われて全滅するという、悲惨な状況に。これを見たドンマイが、「もう一回、お願いします」と提案し、今回再戦という形で行われることとなった。

　まず先鋒の黒帯の吉元がパワーをいかして組み付いていくも、角田は足技を仕掛けて対応する。すると角田は袖釣り込み腰で投げつつ大内刈りに連携して有効を奪う。そして得意の巴投げで技有り、そのまま腕十字を極めての一本勝ちとなった。

ドンマイ川端（右から２番目）が、男子柔道部員を連れて角田夏実と対戦させた（『角田夏実の部屋』）

　次鋒の白帯の隈本は、動き回るも角田に襟を掴まれると投げからの抑え込みで合わせ一本負け。副将の黒帯の笹原は、積極的に足技で崩しにかかるが内股を決められてあえなく一本負け。大将戦の白帯の老谷は、パワーで吹っ飛ばす場面もあったが腕十字を極められて敗北。角田は、妥協することなく攻めて見事に4人抜きを達成した。

　動画を見たユーザーからは「男子高校生4人と二本試合するってマジでバケモンクラスのスタミナ。オリンピアンは桁が違うなぁ…」や「角田さんと2回も試合ができる。彼らにとってものすごく貴重な時間だったでしょう！」、また「角田さんの体幹がすごい」など金メダリストの強さに驚く声が寄せられた。

最後は腕十字を極めて一本勝ち（YouTubeチャンネル『角田夏実の部屋』より）

　角田は今年2月に柔道の『グランドスラム2025』で優勝したが、4月20日の全日本選抜体重別選手権は不参加、6月の世界選手権出場も辞退している。これは怪我によるものとネット記事などで報道されているが、今回の強さを見るとまだまだ世界トップ戦線での活躍に期待が高まるのは仕方がないところか。怪我を抱えながら、4人の男子高校生を連続で2回も一本勝ちを奪うのは、さすがとしか言いようがない。彼女の本格復帰を望む声は増えていきそうだ。

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