2025/06/26（木）UP
（最終更新：2025/06/26 22:52）

“もなワールド”全開の木村萌那

　6月27日（金）東京・後楽園ホールで開催される格闘技イベント『Krush.177』の前日計量が26日、都内にて行われ、第1試合の[Krush女子フライ級（-52kg）3分3R・延長1R]に出場する小澤聡子（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）が51.85kg、木村萌那（K-1ジム目黒TEAM TIGER）は51.90kgでそれぞれ計量をパスした。
　空手＆ボクシング女王の木村は、ピンクのスポブラにミニスカート姿。マッスルポーズで肩の筋肉を強調し、鍛えた脚も見せた。

【フォト】彼女のマッスルポーズ！鍛えた脚が見える全身写真も

小澤は“おざワールド”を見せると対抗した

　木村はJKJO全日本ジュニア空手道選手権大会で7連覇し、その後ボクシングへ。高校ボクシング選抜大会女子ライト級で優勝、全日本ボクシング選手権大会女子バンタム級で準優勝、女子ボクシング世界選手権大会に出場するなど、空手とボクシングで華々しい実績を誇る。

　昨年11月のKrushデビュー戦で圧倒的な1R KO勝ちを収め、これまで2勝無敗。また、試合で見せた連続蹴りの動画が、まるで格闘ゲーム『ストリートファイター』の春麗が繰り出す“百裂脚”のようだとSNSで大きな話題に。「リアル春麗」とも称されている。

　小澤は、第2代KPKB（九州プロキックボクシング）女子バンタム級王者で、空手仕込みのパワフルな前進で圧力をかけるのが持ち味の選手だ。24年9月は麻央と対戦して判定負けを喫した。

　計量後の会見で小澤は「“勝ちたい”じゃない、“勝つんだ”で頑張りますので、応援をお願い致します」と一言。木村は「今日まで勝つために、倒すために前回とは違う練習をしてきました。明日は倒します」と意気込みを語った。

木村はベルトに絡みたいと宣言

　相手の印象について「見たまま、“もなワールド”全開だと思いました」と小澤。木村は「青かった。鈴とかつけて、ちょっとキャラなのか青かったです」と青が印象に残ったという。

　明日の試合については木村は「デビュー戦から今まで、3試合連続で火付け役（第1試合）に選んでもらっています。やっぱり1試合目で興行が決まると言われている中で、前回は、かませなかったんで、今回また新しい“もなワールド”を見せたいと思います」とコメント。小澤は「自分のスタイルで突き進むのみ」と続いた。

　今後の目標を木村は「3戦やって勝ったら、ベルトに絡ませてほしい」とタイトルを意識していると言い小澤は「続けていくことが目標。どの選手が相手でも、自分のファイトスタイルをするのみです」と我が道を行くと明かした。

“おざワールド”と“もなワールド”のどちらが勝つのか

　今大会では2人の煽り映像がネットで話題になった。木村は「自分が主役だったので文句はないですけど、“もなワールド”と言ったのは私なんで、ちょっと（おざワールドと）乗っかって来たのは図々しい」と不満顔。小澤は「私には自分の世界観があるので、それを突き進むのみです。それが、おざワールドです」と謎の言葉を残した。

　また、髪を青色に染めた木村を見た小澤は「青に染まっていて素敵。さすが“もなワールド”ですね」と自身の好きなカラーで現れたことに満足そうな顔を見せ、“おざワールド”に引き込む場面も。

　木村が得意な前蹴りや横蹴りに対して、小澤は「対策はやってきました」と自信を見せると、木村は「10年間、前蹴りは破られたことがないです。あの前蹴りは防ぐことはできないので、あまり気にしていません」と返すシーンも見られた。

　明日は“もなワールド”か“おざワールド”か、どちらが勝つのか楽しみだ。

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