2025/07/22（火）UP
（最終更新：2025/07/22 19:48）

アム・ザ・ロケット（写真の人物）と対戦する、ぱんちゃん

　8月29日（日）東京・後楽園ホールにて開催される『KNOCK OUT.56』の対戦カード発表会見が22日都内にて行われた。
　[KNOCK OUT-BLACK女子ライトフライ級／3分3R・延長1R]にて、ぱんちゃん璃奈（31＝フリー）がMMAファイターのアム・ザ・ロケット（29=タイ）と対戦することが決定した。また、会見で「ラスト1年で引退します」と宣言した。
　今年に入り結婚、病気、MMA転向説など多くの話題があったが、まさかの引退宣言だ。

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　ぱんちゃんは元KNOCK OUT-BLACK女子2階級王者である。前戦は今年2月の『KNOCKOUT 2025 vol.1』で、プロボクシング元WBO女子世界ミニフライ級王者の山田真子と激闘の末、ドローに終わった。

　しばらく更新もしなかったが、そして今年4月、SNSで「年齢的にも今かなと思って 4/1に結婚しようかなと色んな人に言ってしまってたけど、なんかやっぱりやめました」と投稿。エープリールフールも、4月1日はやめるとは言ったが、彼氏がいて別の日にするのではとの憶測が広がった。

　しかし１週間後の4月8日には「しばらく体調が悪すぎて先週の初めから1日中ベッドで寝込んでるんだけど、もう腰が限界。腰が」「血液検査から、色々体の検査調べて原因見つけてもらうのでまた分かりましたら報告します」と大きな体調不良に陥っていた。

　そして今月7月5日にはSNSで「過去最大体重」とビキニ姿を公開。しかし、しっかり格闘技の練習も行っており、最近は寝技を練習する姿も公開。男性を相手にバックチョークを極める様子を見せ、MMA挑戦か？と話題を集めていた。

ぱんちゃんが突然の引退宣言

　ぱんちゃんは冒頭の意気込みで「久々の試合ですが、私はラスト1年で引退します。格闘技人生、最後に盛り上げられるように頑張ります」と驚きの発言。

　その決意の理由を尋ねられると「私は先のことを考えずに生きているので、何もコメントはしない」と煙に巻く。登壇する山口代表が「MMA転向では？」と示唆すると、ぱんちゃんは否定。その一方で「色々とオファーはいただく」と意味深な発言を残した。

　ぱんちゃんは「（格闘技への）モチベーションが下がっているというよりかは、体調が良くなくてずっと熱があったりした」と悩まされ続けてきたことを告白。
　この発熱については「すごい検査しているんですけど、あんまりよく分からなくて。血液検査とかも何回もやっているんですけど、調子がいい日と悪い日でばらつきがある。日常生活を送る分には問題ないが、追い込みとか試合となるときついかなというところはある」と病名が判明していないという。

　アムのMMAキャリア5勝は全てサブミッションによるものだ。19年3月にDEEP JEWELS 23に参戦し1Rチョークで秒殺勝利。同年8月にはRIZIN.18で当時RIZIN女子スーパーアトム級王者だった浜崎朱加と対戦し敗れたものの、バックを奪ってチョークを仕掛けるなど強さの片鱗を見せた。

　今回はぱんちゃんと立技での対決となるが、アムはムエタイで80戦以上の戦績を誇り、12年にWMC女子ミニフライ級王座、13年にWPMF女子ミニフライ級王座を獲得した実績を持っており、ぱんちゃんが苦戦する可能性は十分にある。

　突然、“1年後の引退”を口にし驚かせたぱんちゃん、果たしてどのような戦いを見せるのか。

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