2025/07/25（金）UP
（最終更新：2025/07/25 16:35）

2日後のクレベル戦に自信を見せた朝倉©RIZIN FF

　7月27日（日）に開催される『超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り』（さいたまスーパーアリーナ）の直前インタビューが、25日に都内にて行われ、［RIZIN MMAルール：5分3R（66.0kg）］でクレベル・コイケ（ブラジル/ボンサイ柔術）とのリベンジマッチに臨む朝倉未来（JAPAN TOP TEAM）が登場した。

【フォト】朝倉が公開練習で“キレキレの動き”を披露！（7月20日）

　インタビューに応じた朝倉は「まあ、やることをやってきたので楽しみです」とリラックスした表情で静かに答えた。4年ぶりの再戦となるが「やってみないと分からないですけど、互いにレベルが上がっているので。でも、強いけど今の俺なら勝てる」と自信を見せた。

　テーマについては「とりあえず勝つこと。隙があれば一撃で終わらせる。判定にしても完封して勝ちたい」と続けた。

仕上がったボディでミット打ちを披露（7月20日）

　今回、体重を70kg前半の数字でキープしてきたようだが朝倉は、「72、73kgで100％の力を出す練習をしてきました。昔は水抜きに頼って、1kgでも重くしたいと思っていましたが、最近は試合に近い体重でやろうかなと思って取り組んでいます」と明かした。半年前からグルテンフリー（小麦タンパクを摂取しない食事）を取り入れ、体重面のコントロールをしてきたという。

　またウエイトトレーニングに取り組まず、「体重上の選手とグラップリングの練習をしてきました。寝技、壁レス、研究しながら毎日ああでもない、こうでもないとやってきて。最悪の状態からスタートしてそこから抜ける練習をしてきました」といい、「危ないシーンを作らせないことが大事ですが、寝技でも抜け出せるようになってきたので、打撃で踏み込めるのではないかと思います」とクレベルの寝技対策は万全のようだ。

4年前のクレベル戦で朝倉は打撃を打ち込む場面も（C）RIZIN

　クレベルの寝技については、斎藤裕戦（23年12月）に注目したといい「引き込まれた後の対応が参考になりました」と朝倉は明かした。4年前のクレベル戦で朝倉は下からの三角絞めで敗北しているため、2度はないという印象だ。

　今回の試合以外の話では萩原京平からの挑発についての質問が飛ぶと「噂で聞いたんですけど、前回のRIZIN韓国大会の後、平本（蓮）と一緒に酒を飲んで俺の悪口に花を咲かせていたと聞いて、まず戦うかもしれない奴と仲良くしてんじゃねえよと。あと名前ある選手ばかり指名している。自分の戦績はそんなに綺麗じゃないのに。この間の秋元君の時も、相手が決まっているのに俺がいますとか。漢気を出しているみたいな見せ方で、マジでだせえなと。一回、認められる試合をしてこいよ、そうしたらやってやる」と批判した。

　萩原との因縁も気になるところだが、まずは朝倉がクレベルへのリベンジを成し遂げることができるか注目したい。

＜2人の近況＞

　朝倉は昨年7月に平本蓮にTKO負けし、一時は現役引退を表明したが、今年5月の『RIZIN男祭り』で電撃復帰。元フェザー級王者の鈴木千裕にTKO勝利し復活した。

　対するクレベルはその『RIZIN男祭り』での防衛戦で、ラジャブアリ・シェイドゥラエフに1RでKO負けを喫して王座陥落したばかり。今回の朝倉戦で再起を狙う。2人は21年6月に対戦しており、2Rにクレベルが得意の三角絞めで朝倉を絞め落としている。両者にとって約4年ぶりの再戦となる。

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