2025/08/21（木）UP
（最終更新：2025/08/21 12:12）

秋元の伸びのある左ストレート（25年5月、高木凌戦）

　“超新星”19歳の秋元強真（JAPAN TOP TEAM）が、20日に自身のSNSでボクシングの高速テクニック動画を公開した。ここまでプロ戦績9勝のうち打撃でのKO勝ちは4回。3回がサウスポーからの左ストレートでフィニッシュへつなげている。今回のボクシング動画を見たユーザーからは「完全に天才だ」と驚きの声が上がった。

【フォト＆動画】秋元強真、ボクシングの高速テクニック！

　秋元は、幼稚園の頃にボクシングジムで練習したことがあるが1年だけで辞めてしまったため、本人は経験にカウントしていない。本格的に総合格闘技を始めたのは、中学卒業後となり、ここ数年で一気に才能が開花した印象だ。

軸のブレない秋元の右フック（@Kyoma_mma）

　前回は7月27日（日）さいたまスーパーアリーナにて開催された格闘技イベント『超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り』の［RIZIN MMAルール：5分3R（66.0kg）］で、赤田功輝（フリー）を左フックで崩してからの一本勝ちを奪っている。

　前戦を見ても分かるように彼の武器は、スピードのあるパンチ。今回の動画でも、素早いパンチが見られた。

　秋元はセレスボクシングジムへ出稽古しているようで、細かなステップインからの強烈な左、軸のぶれない右フック、ボディの威力、動きのしなやかさ、どれをとってもプロボクサーにしか見えない動きを見せた。

　これだけボクシングのテクニックが洗練されていれば、MMAでKOにつながるのは納得できるレベルにあるといえよう。動画を見たユーザーからは「観る度、ハンドスピード上がってる」「末恐ろしい19歳だ」、また「打撃は一級品だから、今のうちにグラップリングを徹底的に鍛えてほしい！！UFCで見たいぞ！！」と期待の声が多く寄せられている。

　秋元は20歳までにチャンピオンとなると宣言しているが「フェザー級かバンタム級なのかな」と迷っている様子。RIZINバンタム級だと絶対王者の井上直樹がいるため、秋元とのマッチアップを望む声も多い。現状では秋元への対戦を表明している萩原京平との試合が実現しそうだが、次戦がどんな展開になるのか気になるところ。

　将来的にはUFC挑戦も見たい秋元に、ファンの期待は高まるばかりだ。

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