海人と対戦したGLORY王者ベスタティ、MMA転向を電撃発表！「世界を征服する準備はできている」

2025/09/02（火）UP
（最終更新：2025/09/02 12:01）

　2日、イギリスに拠点を置くキックボクシング団体『GLORY』が公式Xを更新し、現ライト級王者ティジャニ・ベスタティ（オランダ）がMMAに転向することを発表した。

【フォト＆動画】ベスタティの強烈アッパー直撃の瞬間！リーチ生かしたキックも

　ベスタティは戦績27勝（9KO）5敗2分のGLORYライト級王者。2016年からGLORYに参戦しており、21年にライト級王座を獲得してから5度の防衛に成功している。海人やペットパノムルン・キャットムーカオ、ストーヤン・コプリヴレンスキーなど、日本のファンにも馴染みのある選手たちを撃破してきた実績を持つ。
　昨年7月にはウェルター級に転向し、初戦で元GLORYウェルター級王者エンディ・セメリアに判定勝利。さらに10月と今年5月には現ウェルター級王者チコ・クワシと対戦するも、2戦ともドローに終わり決着はつかなかった。

　GLORY出身のMMA選手には、アレックス・ペレイラやイスラエル・アデサンヤなど、UFCで王座を獲得したファイターがいる。今後はベスタティもMMAでキャリアを積み、UFCを目指す可能性が考えられる。

　ベスタティは2日に自身のインスタグラムを更新し、「GLORYでの約10年間を経て、私は新たなキャリアの挑戦へと進む決断をしました。18歳の時から、私は世界最高峰の選手たちとだけ対戦し、その過程で成し遂げた成果を誇りに思っています」とコメント。

　続けて「GLORYが私に与えてくれた機会には感謝しています」と、チャンピオンとしてだけでなくファイターとして、そして一人の人間として成長する機会を与えられたことに感謝の言葉を綴った。続けて「18歳でGLORY史上最年少ファイターとして契約し、初のモロッコ人チャンピオンとなり、23歳で最年少チャンピオンに輝き、GLORYライト級史上最多勝利記録を保持するまで、忘れられない旅路でした」と、キックボクシングでのキャリアを振り返った。

　最後に「これからも応援を続けてほしい。これは終わりではない、偉大な何かが始まるに過ぎない。私とチームは世界を征服する準備ができている」と意気込み、MMAでも頂点を目指す姿勢を示した。

　GLORYで数々の強敵に勝利してきたベスタティだが、持ち前の強打を生かし、MMAで活躍することができるか注目される。

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